Sundry Photography via Getty Images
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テスラのイーロン・マスクCEOは、現在カリフォルニア州パロアルトに構えている本社をテキサス州オースティンに移転すると、年次株主総会で発表しました。現在オースティンにはテスラの新工場を建設中です。

マスクCEOは2020年に、新型コロナウイルスのパンデミックによって街全体がロックダウン状態になった際、工場の操業をめぐって地元自治体と対立、批判したことがありました。またその数か月後には、個人的にカリフォルニアからテキサスに引っ越しています。

テキサス州はカリフォルニア州と異なり、テスラの主な販売手段である個人客への自動車の直接販売を許可していません。しかし米国でも最も高い所得税率を掲げているカリフォルニア州から個人所得税そのものが無いテキサス州への移住は、マスクCEOにとっては非常に魅力的な選択に違いありません。マスクCEOは、2021年に期限切れとなるストックオプションを売却すれば、200億ドル(約2.2兆円)を手にすることになります。

そしてさらに、テキサス州は経済開発法により、州内に施設を設置した企業へ優遇税制を提供しています。そのためテスラ以外にも、オラクルやヒューレット・パッカードといったIT企業がテキサス州への移転を決めています。また、トヨタは2017年にロサンゼルスからテキサスの地へと北米本社を移しています。

ちなみに、テスラは本社や工場をテキサスに置いたとしても、現在のカリフォルニア州フリーモントにある工場の操業を続けるとしており、その生産量をネバダ州のギガファクトリーとともに50%引き上げるつもりだと、株主総会で述べています。

Source:The New York Times

via:CNBC