SOPA Images via Getty Images
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3月、テスラCEOのイーロン・マスクはビットコイン(Bitcoin)によるEV代金の支払いに対応することを宣言しました。しかし今週、テスラはこの取り組みを一時取りやめるとツイートしています。同社は 「ビットコインの採掘と取引のために化石燃料、特に石炭の使用が急速に増加していることを懸念している」とし「環境に大きな負荷をかけるわけにはいかない」としました。

ビットコインの採掘には、昨年の時点で平均7.46GWが消費されていましたが、今年は同じ調査で16.71GWと推定されています。

マスクCEOはテスラで購入したビットコインを売却する予定はないと述べ、マイニングに使われる電力が 「より持続可能なエネルギーに移行する」ごとに、それらのぶんの保有量を取引に使えるようにすると述べました。なお、テスラが15億ドルで購入したビットコインをこれまでに幾ら売却したか、またなぜマイニング電力の問題が知られていたにもかかわらず、ビットコインを購入したのかは定かではありません。

マスクCEOはつい数日前まで、テスラ車の購入にビットコインだけでなく、このところお気に入りのドージコイン(Dogecoin)を使えるようにすべきかとTwitterフォロワーらに聞くなどしており、今回の突然の心変わりにはなにか周囲からの意見があったのかもしれません。

また、ビットコインによる取り引きを一時取りやめるとするツイートの際にも「取引あたりのエネルギー消費量がビットコインの1%未満で済む別の暗号通貨による決済手段も検討している」と述べており、どうやらそれはマイニングに大きな電力消費を強いるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)ベースの暗号通貨(ビットコインはこれに属する)ではなく、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ベースの暗号通貨である可能性がありそう。ちなみにドージコインはPoWを採用しているため、検討には入っていないと考えられます。

ちなみに今回のマスク氏の発言に関連するのかどうか、ビットコインの価格は大幅に下落しています。

Source:Elon Musk(Twitter)