ThinkVison M15

レノボが、MWC 2021にあわせて発表した15.6型モバイルモニター「ThinkVison M15」。2019年に発売され、人気を博しているThinkVison M14のサイズアップ版となります。すでに国内での販売も開始されており、直販価格は3万9600円。

そのThinkVision M15をレビュー用にお借りしました。とはいえ、基本的にモバイルモニター。特別変わった機能があるわけではないのですが、設置の自由度など、使い勝手のいいモニターです。

左右どちらでも使えるモバイルモニター

まず仕様を確認しておくと、ThinkVision M15は15.6インチのIPS液晶を搭載したモバイルモニターで、解像度は1920 x 1080、最大輝度は250cd/cm²、コントラスト比1000:1、応答速度14ms。

本体サイズは縦235.5 x 横幅360.0mm。厚みは最薄部が6.3mm(実測)で、スタンドを折りたたんでゴム足込みだと16.3mm。重さは約860g。

なお、2020年にはタッチパネル対応のThinkVision M14tもリリースされていますが、今回のM15はタッチパネルは非搭載です。

ディスプレイ部は3辺狭額縁仕様で。下側のみ集めになっています。部品実装の制約もあるのでしょうが、ThinkPadシリーズと並べたときに違和感のないように、というあたりも考えられているのでしょう。

ThinkVison M15

モバイルモニターの中には、タブレットのようにカバーをスタンド替わりに利用するものもありますが、ThinkVision M15はスタンド付きで自立可能。ディスプレイは0~90度までチルトします。

また、ディスプレイを傾けるのではなく、あとちょっと位置を高くしたいということもありますが、そんなときにはスタンド裏面のサポートを使用すると、15mmほど持ち上げることができます。

ThinkVison M15

入力インターフェースはUSB Type-Cのみ。USB Type-Cポートは左右に1ポートずつ用意されており、そのどちらでも利用できます。

ThinkVison M15
▲向かって右側面には電源ボタンとUSB Type-C、盗難防止のケーブルロックスロット

ThinkVison M15
▲左側面には、USB Type-Cのほか、明るさ・コントラスト調整ボタンと低ブルーライトキー

入力インターフェースが片側にしかないモバイルモニターの場合、ノートPCのUSBポートが右側にあり、モニターも右側に置きたい。しかし、モニターのインターフェースも右側のみ、なんてことが起こり得ます。その場合、わざわざ長いケーブルでモニターの裏を回して......ということをしなければいけませんが、ThinkVision M15なら左右どちらでも接続できるので、ケーブルの取り回しが楽です。

また、ノートPCにUSB Type-Cが1つしかなく、そのポートで充電も行う必要がある場合、外部モニターを繋いでしまうと充電ができなくなりますが、ThinkVision M15は最大65Wのパススルー充電に対応しています。ThnikVision M15の片方のUSB Type-CポートにノートPCを接続し、もう片方に電源を接続すれば、ThinkVision M15を利用したままノートPCの充電も行えます。

ThinkVison M15
▲左側ポートでノートPCと接続し、右側から給電しているところ。画面内、電源設定のダイアログが充電中になっているのがわかるでしょうか?

持ち運び用のスリーブも付属

モバイルモニターだけあって、持ち運び時に使えるスリーブケースも付属しています。厚手のフェルト素材で高いクッション性があるわけではありませんが、カバンの中に入れても傷ついたりすることはなさそうです。

ThinkVison M15

約4万円というのは、自宅のみで使うモニターとしては割高ではありますが、ケーブル一本で接続できる利便性は大きな魅力。自宅内でも書斎やリビング、あるいは寝室などその時々の気分で仕事場所を変える、外に持ち出して、オフィスや喫茶店、ホテルなどでも、いつものマルチモニター環境をさっと構築するといった使い方をするのにはぴったりのモバイルモニターでしょう。