Tile

探し物トラッカー大手のTileは10月13日、現行製品(Mate、Pro、Slim、Sticker)のモデルチェンジを発表。28日に発売します。販路はAmazon.co.jp、+Style、SoftBank SELECTION オンラインショップ、全国の家電量販店など。

ハイスペックなTile Pro

もっとも大きく変わったのが、フラッグシップとなるProで、デザインが一新され縦長になりました。ユーザーを交えて検討した結果、鍵やカバンに取り付ける用途が多く、それに向いたデザインにしたとのことです。

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Bluetoothの接続距離は、これまでで最長となる約120mに。また、Tileの特徴でもある本体からの音量もシリーズ最大音量になっています。防水防塵性能も従来のIP55からIP67にアップしました。

なお、新ラインアップでは、Proのみ電池交換式(CR2032)となっており、電池寿命は約1年です。この変更もユーザーの意見を取り入れた結果とのこと。Tile CEOのCJ Proberによると、電池交換式で電池残量を気にするよりも、長期間、気にせずに使える方がいいという意見が多かったとのことです。ただし、Proモデルについては、Bluetooth接続距離や最大音量を実現するのによりパワーが必要なため電池交換式になったとしています。

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スタンダードモデルのTile Mate

スタンダードモデルのMateは、デザインがやや滑らかになったほか、Bluetoothの接続距離が60mから約75mにアップ。防水性能もIP67になっています。半面、前モデルでは電池交換式になったものの、再び電池交換には非対応となりました。電池寿命は約3年となります。

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もっとも小型で貼り付け可能なTile Sticker

裏面に粘着テープを備え、リモコンなどに貼り付けて使えるStickerもモデルチェンジを果たしました。従来よりもやや角ばったデザインとなりましたが、他の新モデルと同様にBluetooth接続距離は約75m、IP67の防水・防塵仕様となっています。

なお、ボタンが従来の前面ではなく、側面に移動しているのもデザイン上の違いとなります。

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カードサイズのTile Slim

カードサイズでサイフにも入るSlimは、デザイン上の変更はほとんどありませんが、他のモデルと同様にBluetooth接続距離が約75m、防水防塵がIP67にアップデートされています。

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各製品の仕様と小売り希望価格は下記の通りです。

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WHB対応のTile Ultraは2022年初頭に発売

もう一つ、Ultra-Wideband(超広帯域通信)に対応したTile Ultraが2022年初頭に発売されます。なお、UWB対応の探し物トラッカーとしては、AppleのAirTagとSamsungのGalaxy Tag+がありますが、iOSとAndroidの両方に対応するトラッカーとしては、Tile Ultraが初の製品になる予定です。

AirTagやGalaxy Tag+と同じくARでの探索に対応。ただし、利用できるのは当然ながらUWB対応機種のみとなります。Androidの場合、Android 12でUWB関連のAPIが公開されるとのことで、対応機種はAndroid 12を搭載する最新端末のみとなるかもしれません。

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見つけやすくする新機能「ロスト&ファウンド」

Tileは紛失時、他のTileユーザーがBluetooth接続圏内に入ると、持ち主にその場所を通知するコミュニティ機能が備わっています。そのおかげもあってか、紛失登録されたTileが見つかる確率は90%以上になっているとのこと。新ラインアップには、そんなTileをさらに見つけやすくなる新機能「ロスト&ファウンド」が搭載されています。

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Stickerを除くTile新製品の背面にはQRコードが記載されており、これをスマートフォンで読みとると、持ち主が登録した連絡先やメッセージを表示してくれます。また、連絡するかどうかにかかわらず、誰かがQRコードを読み取った際にその旨が持ち主に通知されます。

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これまでのコミュニティ機能は、Tileユーザーが近づいた場合という制約がありましたが、QRコードを使うことによって、Tileユーザー以外にも発見してもらえる可能性が高まります。もっとも、製品のQRコードをわざわざ読み取る人が、どれだけいるかは未知数です。今後、この機能の認知をどうやって拡大していくのかが課題となりそうです。

防犯対策機能「スキャン&セキュア」も提供予定

位置追跡が可能な探し物トラッカーは便利な反面、悪意のある人物がターゲットの荷物に探し物トラッカーを紛れさせ、ターゲットの家を特定するなどの使い方ができるとの指摘もあります。これに対してTileでは、同分野の専門知識を持つ擁護団体からの指導を受けて開発した新機能「スキャン&セキュア」を2022年初頭に導入する予定です。

Tileアプリのインストールが必要になるようですが、自分のものではないTileが近くにないかなどを確認できるようになるとのことです。