Tim Cook
Apple

アップルは今春リリース予定のiOS 14.5にて「アプリトラッキング透明性」(ATT)ルールを導入する予定です。これにより「異なるWebやアプリをまたいでユーザーを追跡する際には、ユーザーの明示的な許可を得ること」が義務づけられ、Facebookはターゲティング広告の有効性が大きく減じる恐れがあるとして反対運動を繰り広げてきました

こうしたFacebookの反発につき、アップルのティム・クックCEOがインタビューにて感想を述べたことが報じられています。

The New York Timesのカラ・スウィッシャー記者はクック氏にインタビューを行い、トランプ支持者のSNSアプリParlerや、アップルとFacebookの確執について語り合ったとのこと。その肉声はポッドキャストで公開予定ですが、スウィッシャー氏が一部抜粋してTwitter上で文字起こしを公開しています。

まずスウィッシャー氏が「Facebookが本質的に自分たちのビジネスに対する存亡の危機と呼んでいること(ATTの実施)に対して、どのように対応しますか」と質問したところ、クック氏は「私たちがやっているのは、ユーザーに追跡されるかどうかの選択肢を与えているだけです。これに反論するのは難しいと思います。ここまで反発されたことにショックを受けました」と答えています。

「ここまで」とは、具体的にはFacebookの広告追跡ツールを使うアプリ開発者に広告収入が激減すると警告したことや、複数の米大手新聞にアップル批判の全面広告を掲載、果てはアップルに対する独禁法訴訟を準備中との噂を指していると思われます。

そうしたFacebookのビジネスに与える影響について聞かれたクック氏は「私はFacebookに興味がない。だから知らないんです」とけんもほろろな回答をしています。

FacebookのマークザッカーバーグCEOはクック氏と犬猿の仲だと知られており、先日も2018年のCambridge Analyticaスキャンダルの際にクック氏の批判に腹を立て「痛い目に遭わせてやる」と社内で漏らしたとの証言も伝えられていました。またFacebook社内で、人知れず新たなエピソードが生まれているのかもしれません。

 

 

Source:Kara Swisher(Twitter)

via:9to5Mac