コンセントに接続し、電力線を使ったLAN接続を実現するアダプターキットが「BL-PA100KT」。

このPLCアダプターが発売されたのが、2006年の今日です。

家庭向けのADSLと光回線の登場で、ブロードバンドサービスが日本中に広まり始めたのが2000年頃から。その後、低価格な家庭用ルーターの登場、Wi-Fiの高速化などで、家庭内でのインターネット利用率は大きく伸びていきました。

ここで問題となるのが、家庭内でLANを組むにもLANケーブルがジャマだということ。工事をするのでなければ廊下や階段をケーブルが這うことになり、家族から不評を買うことになります。

しかし、このPLCアダプターを使えば電力線がLANケーブルの替わりになるため、LANケーブルは必要ありません。ペア設定したPLCアダプターをコンセントに挿すだけと使い方が簡単だったこともあり、離れた部屋でインターネットを使いたい、という場合に活躍してくれました。

ただし、リンク速度こそ190Mbpsですが、実速度は離れるほどに低下していきます。すぐ近くでも数十Mbps、ちょっと離れると数Mbpsがいいところで、54MbpsのIEEE802.11gと比べても、速度面でのメリットは微妙。さらに高速なIEEE802.11nが登場してからは、あまり使われなくなっていきました。

なお、現在はWi-Fiルーターがあふれており、2.4GHz帯どころか5GHz帯ですら混雑しがち。当時より、むしろ今の方がPLCアダプターの出番がある気がします。TP-Linkの「TL-PA4010 KIT」といったPLCアダプターが販売されてますので、Wi-Fiだと通信が安定しなくて困っているという人は、試してみる価値があるかもしれません。

12月9日のおもなできごと

2000年、バンダイが「ワンダースワンカラー」を発売
2006年、松下電器産業がPLCアダプター「BL-PA100KT」を発売
2012年、auが「HTC J butterfly HTL21」を発売
2016年、ドコモが「MONO MO-01J」を発売
2016年、ASUSが「ZenFone 3 Ultra」を発売
2016年、東芝が「dynabook V82」(PV82BMP-NJA)を発売
2017年、ソニーが「LF−S50G」を発売

Source: パナソニックパナソニック