Let'snoteシリーズを中心に小型モバイルを得意としていた松下電器産業が、本格的なAVノートとして開発したのが「人(HITO)」シリーズ。この最初の製品として登場したのが、CF-X1R、CF-X1W、CF-X1Dの3モデルでした。

このAVノートが発売されたのが、2000年の今日です。

パームレスト左右には大型スピーカー、手前にはCDプレーヤー用の操作パネルを装備しているなど、CDラジカセのような一体型オーディオ機器風なデザインとなっていたのが印象的です。

最も目を引くのが、トラックボールとジョグホイールの採用。トラックボールは同年発売となったLet'snote B5シリーズで復活したばかりでしたが、人シリーズでも搭載してきました。ジョグホイールはくるくると物理的に回転するもので、映像編集のコマ送り用として採用されていました。といっても、多くの人は映像編集よりも、スクロール用に使うことの方が多かったと思いますが。

AVノートとしてはもう1種類、Gシリーズというのが人シリーズと同時に発売されています。こちらはCPUにK6-2+を採用したもので、AVノートを名乗っているものの、四角いタッチパッドを装備した普通のノートPC風でした。

残念ながらAVノートの「人」はX1シリーズとX10シリーズの2つのみ。わずか2年間ほどで終了してしまいましたが、このトラックボール部のデザインは、円形のホイールパッドとして今でも残っています。ホイールパッドで周囲をなぞるとスクロールできるというのは、ジョグホイールの名残……だと思っています。

11月20日のおもなできごと

1997年、ソニーが薄型軽量ノート「VAIO PCG-505」を発売
1997年、アスキーが「EYE・COM」を週刊化し「週刊アスキー」を新創刊
1999年、富士フイルムがプリンカム「FinePix PR21」を発売
2000年、松下電器産業がAVノートPC「人」シリーズを発売
2007年、任天堂がワンセグチューナー「DSテレビ」を発売
2008年、ポラロイドがモバイルプリンター「PoGo」を発売
2010年、マイクロソフトがXbox 360用周辺機器「Kinect」を発売
2015年、ソフトバンクが「AQUOS Xx2」を発売