第26回国際度量衡総会において、国際単位系(SI)の定義が見直され、キログラムを含む4つの単位定義が改定されました。

これにより、キログラム原器の廃止が決定となったのが、2018年の今日です。

キログラムは1875年に締結されたメートル条約のもと決定され、白金イリジウム合金製の分銅が原器として作られました。このキログラム原器がキログラムの質量として定義されたのが、1889年の第1回国際度量衡総会においてです。

日本にキログラム原器(メートル条約加盟国用)が届いたのが、1890年。1891年に制定された「度量衡法」では質量単位は「貫」のままでしたが、1921年に改訂され、キログラムが採用されることになりました。

キログラム原器は質量の基準として長い事使われてきましたが、時間が経過すると保管環境によって重量が変化してしまいます。これらを見直すため、2018年に開催された第26回国際度量衡総会において、キログラムはキログラム原器の質量ではなく、「プランク定数hを正確に6.62607015×10の-23乗Jsと定めることによって設定される」ようになりました。科学の進歩と計測技術の向上により、原器に頼らない定義ができるようになった、といえるでしょう。なお、実際に定義が変更されたのは2019年の5月からです。

ちなみに、役目を終えたキログラム原器は廃棄にはならず、「メートル条約並度量衡法関係原器」に追加指定され、メートル原器などと同じく国の重要文化財として保管されます。

11月16日のおもなできごと

2001年、マイクロソフトが「Windows XP」を発売
2011年、デルが「XPS 14z」を発売
2013年、ソニーがWindows 8搭載タブレットPC「VAIO Tap 11」を発売
2016年、アップルが写真集「Designed by Apple in California」を発売
2017年、マイクロソフトが13インチの「Surface Book 2」を発売
2017年、富士通が軽量ノート「LIFEBOOK UH90/B3」などを発売
2018年、国際キログラム原器の廃止を決定

Source: 国立研究開発法人産業技術総合研究所