国内でボーダフォンの通信事業を譲り受け、立て直したソフトバンクが、新たな市場として米通信事業をターゲットとし、米国3位のSprint Nextelの買収に動きました。

この買収が正式に発表されたのが、2012年の今日です。

Sprintの買収によって、ソフトバンクグループは世界規模第3位の移動体通信サービス事業者となりました。

米国では上位2社のAT&TとVerizonが強く、SprintやT-Mobileなど3位以下との差が激しかったものの、これはボーダフォンを取得したときのソフトバンクと似た状況。国内での経験を活かし、Sprintの競争力を高める……という説明がされました。

ただしこれは基本戦略として、T-MobileをSprintに買収させ、上位2社と戦えるだけの規模にする、というのが前提。しかし、T-Mobileの買収は連邦通信委員会(FCC)に待ったをかけられ実現できず、出鼻をくじかれた状態になってしまいました。

それでも通信状況の改善、コスト削減などの合理化を進め、多少の建て直しには成功。ただし、順位は3位だったSprintは4位に転落しています。

2019年には、ソフトバンクがSprintを手放すという形ではありますが、当初の構想であったT-Mobileとの合併も承認されました。この売却でソフトバンクは、「0.4兆円の手元資金で1.3兆円を得ている」と説明しています。

なお、米国の話で日本のソフトバンクユーザーには関係ないかと思いきや、2014年に始まった「アメリカ放題」という形でメリットがありました。月額980円(キャンペーンで2016年まで無料)で米国での通話・データ通信が使い放題になるため、出張や旅行が多い人にとってうれしいサービスでした。

10月15日のおもなできごと

2004年、バンダイネットワークスが「リアルサイズ ハロPCケース」を発売
2010年、パナソニックが「Let'snote J9」を発売
2010年、キングジムが「Boogie Board」を発売
2010年、ロジクールがワイヤレストラックボール「M570」を発売
2012年、ソフトバンクが米Sprint買収を正式発表
2018年、マイクロソフト共同創業者ポール・G・アレン氏死去