アナログ電話回線を使ったダイヤルアップや、ISDN回線が主流だった頃に登場し、従来の10倍以上の速度で接続できることから注目されたのが、ADSL。複数の会社からサービスが提供されましたが、そのうち、NTTによるものが「フレッツ・ADSL」でした。

このNTTのブロードバンドサービスが正式に開始されたのが、2000年の今日です。

電話回線網は音声に特化されており、通常、音声以外は送れません。そのため、モデムを使ってデータを音声へと変換し、電話線や電話交換機を通じて相手まで送信。届いた音声を相手側のモデムでデータに戻す、といった手順で通信を行っていました。

ADSLは電話線を単なるメタル線とみなし、自宅と電話収容局の両方にADSLモデムを設置することで通信を行なう方式です。電話交換機を使わないため音声以外の周波数帯域も利用でき、これにより高速な通信を実現できました。

ただし、ADSLで通信できるのはあくまで自宅と収容局の間だけで、通信相手までは届きません。そのため、NTTのフレッツ・ADSLでは独自の地域IP網を利用し、各収容局から通信相手(プロバイダー)までを接続。これにより、多くのプロバイダーがインターネット接続サービスを提供できるようになりました。

別途プロバイダー料金が必要とはいえ、価格は月額4000円~と意外と安かったのも魅力でした。このADSLのおかげで、高速インターネット回線が広く一般へと普及していったのは間違いありません。

12月26日のおもなできごと

2000年、NTTが「フレッツ・ADSL」を提供開始
2008年、富士通が「FMV-BIBLO NW/C90D」を発売
2008年、富士通がXP搭載の「LOOX U/C40」を発売
2009年、キヤノンが「EOS-1D Mark IV」を発売
2014年、デルがIPSパネルの4K液晶「P2715Q」を発売


Source: NTT東日本