近接無線転送技術のTransferJetを利用可能とするアダプターが、「TJ-LT00A」。

このLightning接続モデルが発売されたのが、2015年の今日です。

TransferJetは、ワイヤレス通信という意味ではBluetoothやWi-Fiと同じですが、数cmほどしか届かないため情報漏洩の心配が少ない、省電力、最大375Mbpsの高速通信が可能といった特徴があります。

実際の使い方は、データを送受信したい機器同士をかざすという、おサイフケータイのような方法です。Wi-Fiのように接続設定が面倒なこともないですし、大きな写真データ転送も秒単位で終わるため、機器間のデータ交換に非常に便利なものとなっていました。

古くは2010年頃からソニー製デジカメやPCなどに内蔵されていたほか、TransferJet対応メモリースティック、USB接続ドックなどがあったのですが、他社からはあまり対応機が登場せず、ソニー製品用の機能という印象が強いものでした。

2013年に東芝から小型のUSB、microUSBのアダプターが発売され、多くのPCやAndroidスマートフォンで利用できるようになりましたが、iPhoneは非対応のまま。2015年のTJ-LT00A登場によって、ようやく多くの環境で使えるようになりました。

いくらアダプターが登場したといっても、機器に内蔵されなければ使いにくいというのがワイヤレス通信のツライところ。TransferJet対応のSDカードも2015年に登場しましたがあまり普及せず、広く使われることはありませんでした。

10Gbpsと高速化した「TransferJet X」も規格化が進んでいましたが、製品化されることなく今に至ります。

3月7日のおもなできごと

2000年、日本ゲートウェイがAthlon 1GHz搭載の「Gateway Select 1000」を発売
2013年、エレクトロニック・アーツが「シムシティ」を発売
2013年、タカラトミーアーツが「ロボフィッシュ」を発売
2014年、ソニーが光学30倍ズーム機「DSC-HX60V」を発売
2015年、東芝がTransferJetアダプター「TJ-LT00A」を発売
2015年、ソニーがウェアラブル端末「Smart B-Trainer」(SSE-BTR1)を発売

Source: TransferJetコンソーシアム