今でこそ当たり前になっているカナ漢字変換を初めて搭載し、文字単位ではなく、日本語の文節入力を可能にしたのが「JW-10」。

この日本語ワープロ専用機が発表されたのが、1978年の今日です。

書類に日本語を使いたいという需要は古くからあり、海外で使われているタイプライターでカタカナを打てるようにしたもののほか、漢字を1文字ずつ打つ和文タイプライターなどがありました。

海外で修正や編集が容易なワープロが登場し、使われるようになっても、日本語への対応が進まず日本での普及は遅れていました。その理由のひとつが、純粋に複雑な漢字を表示・印刷するのが難しかったこと。アルファベットなら少ないドット数で表示できますが、漢字はそうはいきません。

また、表示や印刷の問題がクリアできたとしても、単純に漢字入力が難しいというのがありました。いくら編集が容易になっても1文字ずつしか入力できないのであれば、和文タイプライターとそれほど変わりません。

そこで東芝が研究・開発したのが、カナ漢字変換機能。単語が登録された辞書を利用することでカナから漢字への高効率な変換を実現し、実用性が大きく進歩しました。

このカナ漢字変換を搭載した初の日本語ワープロが「JW-10」で、1978年に発表され、翌年1979年に発売されました。ちなみにこのワープロは、当時のミニコンピューターにプリンターやモニター、8インチFDDを組み合わせたもので、発売当初の価格で630万円という非常に高価なものでした。

こちらは、電気学会のサイトで公開されている当時のカタログの表紙。ちなみに、東芝未来科学館の常設展示「ヒストリーゾーン」で実機を見られるようです。

9月26日のおもなできごと

1978年、東芝が初の日本語ワープロ「JW-10」を発表
2002年、ソニーがPS2用HMD「PUD-J5A」を発売
2013年、クリプトン・フューチャー・メディアが「初音ミク V3」を発売
2013年、Orbotixがスマートトイ「Sphero2.0」を発売
2019年、ソフトバンクが「半額サポート+」の対象を拡大
2020年、ASUSがゲーミングスマートフォン「ROG Phone 3」を発売

Source: 電気学会