東証ほかで同時多発システム障害。取り引きは終日とりやめ

下期初日、まさか日付計算上のバグなんてことはないとは思いますが

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年10月1日, 午後 12:45 in tokyo
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10月1日朝より、東京をはじめ札幌、名古屋、福岡の証券取引所で同時多発的に障害が発生、復旧のメドが立たず、東証は終日売買停止を発表しました。10月1日は年度下期の初日。

東京証券取引所ですべての取り引きが停止するのは2006年のライブドアショック以来とのこと。当時は取り引き殺到のためにシステムがパンクしたのが原因でしたが、今回の障害に関しては、サイバー攻撃など外的要因は考えられないとされています。

東証の基幹システム「アローヘッド」は富士通製で2010年に納入、稼働しており、2019年11月に新システムに更新されました。名古屋や福岡なども同じシステムを採用しており、相場情報の配信障害を引き金に共倒れになった可能性が高そうです。ただし、日経新聞によると配信システムは富士通とは別のメーカーが手がけたものとのこと。

取り引きが行われていないため、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった株価指数なども算出ができず停止状態です。

東証は世界でも主要な株式市場のひとつであり、今回の障害は国内だけでなく国外投資家や企業にも影響を及ぼしている模様。政府は数年前よりアジアの金融ハブを目指すとの方針を打ち出しており、またここ最近の香港情勢などからも日本が金融的な受け皿の役割を果たすことが期待されるところですが、今回の同時多発的な障害発生はその信頼面にも影響が出そうです。

産経新聞は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストの言葉として、短時間での再開にこぎつければ「東証の世界的な地位低下につながるようなことはない」とのコメントを紹介しています。

しかし記事執筆時点でも問題解消はできておらず、冒頭に述べたとおり東証は10月1日の取り引きを終日停止すると発表しました。

source:Nikkei, NHK, Sankei


 

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