torne PS5

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPS5用テレビアプリケーション torne の配信を開始しました。

バッファローが販売するネットワークレコーダー nasne と組み合わせることで、プレイステーション5で高速・快適に録画番組や放送中番組の視聴、番組表のブラウズや録画操作ができるようになります。

torne PS5

torne はPS3時代の2010年に、プレイステーションの性能で軽快なレコーダーを実現するコンセプトで登場したソフトウェア。当初はPS3専用の外付け地デジチューナー用でした。

ネットワークレコーダーの nasne が登場してからはPS4 や PS Vita、スマートフォンからも、統一されたインターフェースで快適にテレビが観られて録れるアプリになっていました。

ソニーは2019年にnasneの販売を終了し、PS4版 torne アプリもPS5では動かない状態でしたが、バッファローからの nasne 復活を受け、ついに PS5にtorneが戻ってきました。

torne PS5
PS4版 tone 番組表(1080p)

アプリのとしての内容はPS4版からほぼそのまま。旧バージョンを使っていればなんの違和感もありません。同じネットワークに nasne があれば、旧型のソニー版でも新型のバッファロー版でも、新旧複数の混在でも簡単に登録して扱えます。

機能は放送中の番組表のブラウズ、テレビ番組の視聴、番組の録画予約、録画番組の視聴。他のユーザーの動向から「単位:トル」で人気番組を教えてくれる機能や、案内役のトリ『トルネフ』も健在です。

torne PS5
PS5版 torne 番組表 (4K)

PS5版ではインターフェースのネイティブ4K表示に対応。大画面の4Kテレビが普及している環境で快適に使えるよう、さらに一覧性が向上しました。

アプリとしては違和感なくそのままと書きましたが、実際に使ってみると、PS5自体の起動速度が早いこと、インターフェースの滑らかさや速度が増していることから、PS4よりもさらに快適になっています。

モバイルではできないスロー再生・逆再生・コマ送りにも対応。細かいところでは、早送り中のフレーム数(コマ数)が増えて観たいところでピタリと止めやすくなりました。

torne PS5

torne はコントローラのボタンやスティックをフル活用して、ゲームと直結したような体験をテレビアプリでも可能にしていましたが、一方でPS5のメディアリモコンでも操作できます。

ゲームならともかく、動画の視聴中に両手でコントローラをホールドしたくない、テレビのように、ほかのメディアアプリと一緒に楽に操作したい需要には最適。

Netflix や Disney+のように専用のダイレクト起動ボタンこそありませんが、メディアリモコンはPS5がオフの状態でも起動できること、テレビの電源や音量操作にも対応すること、なにより小さく軽いことから、PS5をメディア再生デバイスとして使う際の快適性を大きく向上します。

(一方で、メニューボタンはあっても△〇×□ボタンはないため、torneの大きな武器であるシーンサーチ(□ボタン)が使えないのは残念。このあたりは torne ソフト側で対処して欲しいところです。)

なお PS5 は HDMI-CEC に対応するため、テレビのリモコンでもフォーカス移動や再生停止・早送り・戻るなど一通りの操作は可能です。

Buffalo Nasne
Nasne

torne アプリ自体のダウンロードは無料。ですが視聴再生機能は500円でアプリ内購入の必要があります。ソニーのハーモニクスイコライザー技術で音質を向上するプラグイン「オトイイネ」やダークモードにあたるテーマ「トルネ・ブラック」も、追加機能扱いで有料。

メディアアプリ、特にテレビを扱うにはライセンス費用等々が必要になること、サブスクのサービスとは違い torne / nasne は売ってしまったら継続的に収益を上げる方法が極めて限られることなどから、デバイスごとに機能をアンロックするための費用を支払うのは仕方がない面もありますが、ユーザーからすれば本体を買ったうえでさらに視聴に小銭を払うのは釈然としないかもしれません。

iOSとAndroidとPS5で別々に視聴機能のアンロックが必要なのはともかく、デフォルトの目を射る白さのテーマからダークモードを探したら有料だったときに憤激するか、日本ローカルのニッチで収益手段が限られるプロダクトの台所事情を忖度するかは人それぞれですが、少なくとも買ってしまえば月々の使用料は不要です。

なお「nasne の動画をテレビで観る」にはPS4やPS5のほかにも、Chromecast with Google TV でモバイル版の torne をテレビで使う方法があります。あるいはテレビ自体が DLNA / DTCP-IP対応ならば、ネットワーク上のnasneをサーバとして選んで、フォルダを辿って観ることも一応可能です。

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