アップルが「キートップの文字が消えないキーボード」の特許申請。キーキャップが透明ガラス製に?

バタフライキーボードを改良?

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年07月7日, 午後 01:30 in Apple
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お気に入りのキーボードほど何年も愛用しやすく、しだいに文字がかすれて消えるのはよくあることです。そんな事態を避けつつ、キーボードの耐久性を向上させる特許をアップルが出願していることが明らかとなりました。

米特許商標庁(USPTO)が2日に公開した「透明なキーキャップ」なる特許出願は、前置きとしてデバイスのデザイン性が耐久性と矛盾しやすいことを述べています。「電子機器の美しい外観は、しばしば高度な機能性、改善された耐久性、キーの定義、および軽量化に対する市場の要求と両立させることが困難である」という表現は、まさに薄さを追求したばかりに耐久性は今一つだったバタフライキーボードをほうふつとさせます。

さて特許の本題は「印刷されたキートップの文字が時間の経過とともに摩耗しやすい」ことへの対策です。それはキーキャップを透明の材料で作り、その底面に反転したグリフ(文字や数字、記号など)を貼り付けることで回避するというもの。グリフは光を通さない素材で形成し、表面のガラスからグリフが透けて見える(グリフ部分には物理的に触れられない)しくみです。

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こうしたキーボードは薄くて軽く、耐久性が高い利点を備えるとのこと。キートップ用の素材としては「ガラス、透明セラミックス(サファイア等)、透明ポリマー」といった傷がつきにくい候補が挙げられており、透明性や半透明性はバックライトやサイドライト付きキーボードとも「光を転送、反射、または分配」できるため相性がいいとされています。

2015年の12インチMacBookにて初採用されたバタフライキーボードは、薄くて美しいデザインと引き換えに耐久性に弱点を抱えており、集団訴訟全モデルのキーボード無償修理プログラム実施を経て、2019年末の16インチMacBook ProでMagic Keyboardが採用されて以降は事実上廃止されたと見られています。

しかし一方で、「アップルはバタフライ式の改善を試みており、将来戻ってくるかもしれない」との噂もありました。デザインの美しさはMacに欠かせない付加価値の1つだけに、新技術を投入して再起をかけることもあり得るのかもしれません。

Source:USPTO

Via:9to5Mac

 
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