OLIVIER DOULIERY via Getty Images
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トランプ米大統領は、マイクロソフトによるTikTokの米国における事業の買収が9月15日までにまとまらなければ、強制的にサービスを閉鎖させると述べています。また、マイクロソフトとTikTokの取引額の一部が米財務省に対して支払われることを望むとしました。マイクロソフトはTikTok買収の意向を示した際「米財務省へ適切な経済的利益を提供すると約束した」と述べていました。

Bloombergによれば、大統領は「TikTokを買収するのがマイクロソフトか否か、大企業かどうかなどに関係なく、適切な取引きがなされなければ9月15日で閉鎖するだろう」と語ったとのこと。一方、Reutersは9月15日の期限設定について、マイクロソフトがTikTok買収に関し、潜在的な国家安全保障上のリスクを精査するための猶予として、対米外国投資委員会(CFIUS)が45日を与えたのが根拠だと伝えました

ただ、マイクロソフトによるTikTok買収には誰もが満足しているというわけではなく、たとえば政府の通商担当補佐官ピーター・ナヴァロ氏は、TikTokよりも中国企業が直接運営するWeChatなどのアプリやサービスを禁止すべきだと主張、マイクロソフトが中国による検閲を許してしまわないよう、TikTokの買収が認められるなら中国での他のビジネスから手を引かせるべきだと述べています。

マイクロソフトはTikTok買収に関するブログ投稿で「TikTokに世界最高レベルのセキュリティ保護、プライバシー保護、およびデジタルセーフティ保護を追加する」と宣言、すべての米国人ユーザーのデータは米国に保管されることを保証するとともに、国外のサーバーからは削除するとしています。

TikTokはマイクロソフトが買収の意向を公表したのを受けて「われわれはエンターテインメント、自己表現、そしてつながりの中心として1億人もの米国の人々に愛されています。彼らの情熱と創造性によってモチベーションを高めており、長期にわたりTikTokを発展させていくなか、このプラットフォーム上で創造したり、家族に喜びを提供し続けていくことをお約束します。TikTokはこれからもずっとここに存在し続けるでしょう」と勝利宣言的な声明を出しています。

source:Bloomberg, New York Times