Twitter
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Twitterがサブスクリプション(定期購読)を含めてユーザー課金を検討しているのは、ジャック・ドーシーCEOも公言していたことです。そして新たに、公式クライアントアプリの1つTweetDeckが有料化される可能性があるとの噂が報じられています。

Bloomberg報道によれば、Twitterは広告への依存を緩めるためにサブスクリプション製品作りに取り組んでいるとのこと。同社が長年検討してきたことに加えて、新型コロナウイルス感染拡大や成長の加速を求める投資家らの圧力を受けて、優先順位が高まっていると述べられています。

そんななかTwitter社内チームは、コードネーム「Rogue One」を含めたサブスクリプションサービスを調査中とのこと。実際、2020年夏頃に「サブスクリプションプラットフォーム」のための求人広告を出したりユーザーの希望を調べるアンケートを行っていたことが明らかとなっています。

検討されているアイディアの1つは「チップ」、ないしはフォローしている人たちが提供する排他的なコンテンツを見るために支払える機能に関連しているとのこと。要するにお気に入りのユーザーに投げ銭をする、あるいは特定のツイートを課金ユーザーだけが閲覧できるシステムと推測されます。

また他の課金システム候補としては、TweetDeckなどのサービスの使用に対する課金や「送信の取消し」、プロフィールのカスタマイズ機能を有料化するなどが挙げられています。

この中でもヘビーユーザーにとって見過ごせないのが、TweetDeckへの課金でしょう。複数のフィードを同時に閲覧したり、何人かのつぶやきを追いかけられ、何より広告が入らないことが魅力のサービスですが、課金してまでどの程度の割合でユーザーが残るのかは不明です。

BloombergはTwitterが有料化する可能性のある機能やサービスをいくつかまとめています。そのうち「広告なしのフィード」が最も人気があるかもしれないとしつつ、「ユーザーにターゲット広告やデータ収集から自らを除外させる能力を提供することは、経済力で差が付くために不公平だ」とするFacebookザッカーバーグCEOの言葉を引用しています。これを行うことは、Twitterのビジネスを危険に晒すことになる、というわけです。

経済力により使いやすさに差が付く是非はさておき、現在Twitterのビジネスモデルはターゲティング広告に依存していることは事実であり、「ユーザー課金により広告を無くす」ことは広告主には面白くないはず。誰もがうなずける落とし所を探るのは難しそうですが、Twitterの存続を助けたいユーザーが気持ちよく支払えるシステムの提供を待ちたいところです。

Source:Bloomberg