Twitterが、ユーザー個人の笑いのツボを押さえたツイートを優先表示する新トピック機能のテストを始めました。この機能は”funny tweets(面白いツイート)”や”viral tweets(人気のツイート)”と題したトピックのカテゴリーとして提供され、AIがユーザーの好みを学習して表示します。
TwitterのプロダクトマネージャーIsabella Turchetta氏によると、この新しいレコメンド機能は機械学習モデルによるもので、AIが「絵文字を通じて人々が何を面白いと思っているのかをより効率的に、かつ感情のニュアンスを理解」し表示します。絵文字を使わないユーザーはどうするのかと気になるところですが、AIはユーザーがいいねを付けたり、リツイートしたツイートも学習するため、日々のユーザーの活動から、より高精度に面白いと感じるツイートを見つけてくるようになる模様です。
以前にもユーザーの趣味嗜好に合わせたレコメンド機能はありましたが、それらは個別のツイートではなくフォロー推奨のアカウントやトピックを提示するものでした。その点、今回の機能はよりユーザーが見たい(と思われる)ツイートを発見しやすくなり、そしてよりTwitterを楽しめるようになることが期待されます。
ここ最近、香港情勢や新型コロナウイルスのパンデミック、BLM運動や大統領選挙にともなう米国内の分断といった不安定な社会情勢から、SNS界隈も荒れがちになっています。今回のTwitterの新機能はそんな荒みつつある人々が少しでも笑顔になる機会を増やしてくれるかもしれません。
To power Topics like Funny Tweets, we need to understand the emotions behind the Tweets. So for the first time, we’re using an ML model that understands nuanced emotions by learning from Emojis to get a broader understanding of what people think is funny.
— Isabella Turchetta (@isabellaturch) December 16, 2020
source:Isabella Turchetta(Twitter)