Twitterが、タイムライン上に投稿した画像をそのまま表示するテストをAndroidおよびiOSクライアントで開始しました。
Twitterで画像を投稿すると、タイムライン上では通常、16:9にトリミングされた画像が表示されます。テスト対象者のTLではこれがトリミングされず、もとのサイズのまま表示されるようになります。
このトリミングに関しては、過去にいくつかの問題もありました。日本では、画像をRTした際、トリミングされることが著作権侵害にあたるとの判断が示されたこともあります。
また、このトリミング自体はAIにより自動で行われるのですが、それが白人を優先する構図でトリミングしているとの指摘も出ていました。
今回の機能がこれらの問題に対処するためなのかは現状では判断できませんが、フルサイズの画像を見るにはタップが必要だったことを考えると手間がなくなり、写真やイラストを多くの人に見てもらいたいと考えるクリエイターにとっても露出が増える変更となりそうです。
もう一つ、同じくAndroidとiOS版アプリにおいて、4K画質での画像アップロード機能も追加されました。こちらが利用できる場合には、「設定とプライバシー > テータ利用の設定」に「画像を高画質でアップロード」という項目が追加されています。
アップロードはモバイルデータ通信時にも行うのか、Wi-Fi接続時のみなのかを選択可能です。
なお、これらの変更はテスト版という扱い。いつ正式版になるのかは明らかにされておらず、また、これまで同様、すべてのテストが正式リリースされるとは限らないという点には留意しておく必要があります。
Now testing on Android and iOS: when you Tweet a single image, how the image appears in the Tweet composer is how it will look on the timeline –– bigger and better. pic.twitter.com/izI5S9VRdX
— Twitter Support (@TwitterSupport) March 10, 2021
Source: Twitter