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Twitterは2月に発表した新たな課金要素「Super Follows(スーパーフォロー)」および「Ticketed Spaces(チケット制スペース)」を米国の一部ユーザー向けに提供開始したと発表しました。スーパーフォローはiOS版モバイルアプリのみ、チケット制スペースはiOS版およびAndroid版で利用可能と述べられています。

まずスーパーフォローは多くのフォロワーを持つ人たちが、月々の課金とひきかえに特別なコンテンツなどを提供できる機能です。こちらは月額料金が2.99ドル、4.99ドルおよび9.99ドルの3段階に設定し、各料金プランごとに提供する内容をカスタマイズできるとのことです。

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そしてチケット制スペースは、有料チケットを買った人だけが参加できる場を設けられる機能です。こちらはチケット1枚につき1ドル~999ドルまで値付けできるほか、5人~100人まで規模を設定できると述べられています。ただし、「100人を招待するか、5人だけを招待するか」は一例とされており、参加者数の上限および下限の詳細は記事執筆時点では不明です。

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このチケット制スペースは誰もが主催できるわけではなく、ホスト本人は18歳以上、1000人以上のアクティブフォロワーを維持していること、過去30日以内に少なくとも3つのスペースを主催してることなどが必須とされます

やはり気になるのが、「主催したユーザー本人は、どれほど利益を得られるのか」ということでしょう。Twitterいわく、主催者本人は収益からアップルやGoogleの手数料を差し引いた最大97%を得ることができ、5万ドルを超えた時点でTwitter側の取り分は最大20%まで増えるとのことです。

なぜ5万ドルで線引きしているのか。その理由について、TwitterのシニアプロダクトマネージャーであるEsther Crawford氏は「スーパーフォローやチケット制スペースで5万ドル以上を稼げることは、これらの機能から価値を引き出していることや、実際にお金を稼ぐことに役立っている証明になるからだ」との意図を述べています。

チケット制スペースについては、5月のテスト期間中はアプリ内購入の手数料に加えてTwitterの取り分が20%で、たとえば10ドルのチケット代のうち5.6ドルしか残らない仕組みとされていました。出だしから欲ばるとユーザーにとってうま味が少なすぎて、そもそも定着しないことを危惧したのかもしれません。

最近のTwitterは投げ銭機能のTip Jarもテスト開始しており、多くのフォロワーを持つユーザーが自らの人気を収益化する機能の追加を矢継ぎ早に打ち出しています。

SNSのユーザー人口は魅力あるクリエイターらの存在によるところが大きく、既存の人気者を引き止めつつ、他社プラットフォームから新規のインフルエンサーを呼び込む意図もありそうです。とはいえ、ユーザーから待望されている「タイムラインから広告を排除する有料プラン」が登場する気配もないのは、やはりTwitterが少なくとも当面は広告収入に依存せざるを得ないためかもしれません。

Source:Twitter Blog