REUTERS/Dado Ruvic
REUTERS/Dado Ruvic

TikTokの買収に手を挙げているのはマイクロソフトだけではない模様です。Wall Street Journalは、TwitterがTikTokの事業統合に興味を示しており、すでに両社が「予備的交渉を行った」と伝えています。

マイクロソフトはすでにTikTokの事業を運営するByteDanceと数週間にわたる交渉を行っており、TikTokにとっても本命の相手です。一方、TwitterはマイクロソフトやFacebookに比べれば規模が小さく、それ故にTikTokと統合したとしてもまず反トラスト法に触れる可能性はないと考えられるところが有利な点といえそうです。さらにもしTikTokとの統合がするなら、Twitterにとっては大きく事業規模拡大と収益性の改善が見込めます。

仮にTwitterがTikTokとの交渉のテーブルにつくならば、単独での交渉ではなく、後ろ盾となる投資家を用意しての話し合いになるとWSJは予想しています。Twitterはここ最近は黒字化していたものの、直近の四半期報告では12億3000万ドル(約1300億円)の損失を出しており、財政的にはマイクロソフトに太刀打ちできる規模にありません。Twitterの時価総額は約290億ドル、Microsoftの時価総額は1兆6000億ドル以上とされています。一方、TikTokの米国でのビジネスは数百億ドルの価値が見積もられています。

実際にTwitterがマイクロソフトとTikTokの間に割って入れるかはわかりませんが、TikTokが米国での事業禁止を回避したいなら、設定された期限である9月15日までに交渉を成立させなければならず、決して余裕があるとはいえません。しかしTikTokはTwitterを含むほかの企業からのオファーに対してまだオープンであるようです。

source:Wall street Journal