UAEの探査機乗せたH-IIAロケット打上げ成功。2月から火星大気を調査予定

火星探査機打ち上げラッシュ

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年07月20日, 午後 01:00 in Spaceflight
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UAE Space Agency
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アラブ首長故国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を載せたH-IIAロケットが、7月20日午前6時58分に種子島宇宙センターから打ち上げられました。午前8時前後には高度430kmに達し、機体からの探査機の分離を成功させています。

HOPEは重さ1350kg、大きさは約2.4m x 約2.9mで、太陽電池パネルを伸張するとその長さは8mになる火星探査機。火星を周回する軌道への到達時期は2021年2月の予定で、1年(火星の公転周期は687日)以上にわたって、搭載するセンサー群により大気成分を詳しく調べる予定。火星は磁場がないため、大気が太陽風によって宇宙空間に散逸しやすい環境となっていますが、HOPE探査機はその火星大気における水素や酸素などを計測して、気候変動の影響などを観測します。

火星の大気観測はこれまでにNASA、ESA、インドが実施しており、HOPEの後にも中国が探査機を送り込むことを計画しています。このミッションが成功すれば、UAEは火星探査を行ったまだ数少ない国々に仲間入りを果たすことになります。

H-IIAロケットが、日本国外の衛星や探査機を宇宙に投入するのはこれが4機目。人工衛星や探査機の打上げは、再利用可能なロケットFalcon 9を擁するSpaceXが毎週のように行うなど、競争が激化していますが、H-IIAロケットを開発する三菱重工業は打上げ成功率98%という高い信頼性で需要拡大をはかっています。

なお、今年は地球と火星の位置関係から火星探査ミッションが立て込んでおり、7月23日には中国がTianwen-1ミッションが、7月30日には火星探査ローバーPerseveranceや火星ヘリコプターを搭載するMars 2020ミッション、さらに8月10日にはロシアとESAによるExoMarsミッションの打上げがそれぞれ予定されています。

source:MHI
via:SED

 
 
 

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