monkeybusinessimages via Getty Images
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日本の道路交通法では、自動車の運転中にドライバーが携帯電話やスマートフォンを手に持って通話したり、画面を注視したりすることは禁止され、昨年11月には罰金の引き上げなど厳罰化もされています。

一方英国では2003年以降、運転中の携帯電話操作は禁止されているものの、それは「双方向のやりとり」があるもの、たとえば通話であったりテキストメッセージを送ったりといったことと解釈され、カメラ機能やウェブ閲覧機能などを使っているだけなら違法にならないというザルな状態でした。この抜け穴を、英国はようやく埋めようとしています。

2021年に施行される法改正では、運転中に何らかの操作をしたり、画面を注視したりすることは禁止されるとのこと。基本的に、われわれが常識として知っている運転中のスマホ操作禁止と同じような制限が適用されると考えられます。

日本では、タイヤが回転していない、つまりクルマが停止している状態なら、交通渋滞や赤信号の停止中にスマートフォンを操作していても違反にはならないとされます。

しかし今回の英国の法改正では、停止しているか否かに関係なく、ドライバーによるスマートフォンの操作や画面注視はすべて禁止され、携帯電話の使用は運転開始前にその設定をすべて終えることとされます。その点では日本より厳しい取り締まりが適用される可能性もありそうです。

英国での規制強化は、携帯電話使用中のドライバーが原因となって発生した事故の増加にともなってとりまとめられました。

ある研究では、運転中の携帯電話使用は飲酒運転と同等か、それ以上に危険だとも言われます。2019年には、英国内でドライバーが携帯電話使用中に発生した事故で637人の死傷者が発生し、うち死者が18人、重傷者は135人でした。

source:BBC News