Leah Millis / Reuters
Leah Millis / Reuters

英国が、GoogleやFacebookなど巨大IT企業を規制するための新たな政府機関を2021年4月に設立するlことを明らかにしました。

新たに設立されるデジタル市場ユニット(DMU)は競争市場局(CMA)の一部門として、ネット広告などを主な収入源とし、支配的な規模を持つサービスプラットフォーム企業の動き監視する新しい法律を導入および施行し、消費者や中小企業が不利益を被らないようにします。

このDMUと新法により、プラットフォーム企業による個人情報の取り扱いの透明性を高め、消費者が自身の情報の取り扱いに関する選択肢を得られるようにし、さらにターゲティング広告などの対象になるかどうかといったことを選択可能にするかもしれません。またユーザーがライバルのプラットフォームを使用することを阻むよう企業が制限をすることを防止することなどが考えられます。

英国政府は「オンラインプラットフォームは、企業と社会に大きな利益をもたらします」としつつ「しかし英国を含む多くの国々で、少数のテクノロジー企業への権力の集中が、技術分野の成長を抑制し、イノベーションを鈍らせ、依存する人々や企業に悪影響を与える可能性があるという共通認識が高まっています」

EU圏では1995年以来、データ保護条例が施行されていますが、これがほとんど機能していないと繰り返し報告されてきました。2016年にはEU一般データ保護規則が定められ、これを機にGAFAと呼ばれる巨大IT企業への個人情報保持に関する統制も厳しくなりました。それでもFacebookとCambridge Analyticaのスキャンダルもあり、英国では巨大IT企業の抑制を継続するための機関の追加設立が検討されてきました。またCMAは最近の報告で「既存の法は効果的な規制を施すのに適していない」と述べていました。

もしかすると、DMUの設立は冒頭にあげた企業の情報の取り扱いや運営のありかたに影響を与え、他の国々の追随によって全世界的な変化をもたらすかもしれません

source:UK Government