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先日Facebookをフラフラと見ていたら、ディスプレイが付いたUSB-TypeCハブ「Visual Dock」なる広告を見つけました。接続機器のステータスがディスプレイでわかるということで、いろんな機器を繋いでテストする我々レビューアにとっては願ってもない機能です。

実は現在使用中のUSB-TypeCハブのケーブルが、だいぶヘタってきております。曲げ耐性の不足からか、ケーブルの根元のところで被覆が裂けて中の芯線が見えてしまっておりまして、慌ててビニテで補強しているという、情けない状況なのです。断線したら次のものを買わないといけないわけですが、どうせ買うなら長く使えるものが欲しいところです。

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諸事情からメーカー名は伏せさせていただきますが、こういうのはUSB-TypeCハブあるあるではないかと

このVisual Dock、ケーブルが着脱式のタイプと、ケーブル一体型のタイプがありまして、筆者の経験からするとケーブル着脱式のほうがメリットがありそうです。ケーブル自体もかなり頑丈なものが付属するそうですが、もしケーブルが傷んだ場合も、ケーブルだけ交換すればいいわけです。そんなわけで現在、ケーブル着脱式タイプを支援中です。

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ケーブル着脱式タイプを早速支援

そんな折も折、Engadget編集部から、Visual Dockのサンブルがあるけど試したいひとー、という提案がありまして、えええ! と驚きつつ手を上げた次第です。クラファン案件を先にテストできるとか、そういうことあるんですね。

では早速見てまいりましょう。昨今の廉価なUSB-TypeCハブは樹脂製外装品が多い中、Visual Dockは金属外装を使っています。継ぎ目のないプレス絞りで打ち出した金属シャーシに中身を埋め込み、表面はガラスでカバーするという、丁寧な作りです。付属ケーブルは約20cmで、一般的なUSB-TypeCハブのケーブルと同様の長さです。

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ケーブル着脱式なら、断線してもケーブルだけ変えれば使えます

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厚みは15.5mmと平均的ながら、端子数の割にはスリムな形状

さて肝心の端子は、PCと接続用のUSB-TypeCが横に1つ、前面は電源供給用のPD端子、HDMI出力、USB3.1 Gen2対応のA端子が2つ並びます。背面側にもう一つUSB-A端子と、SDカードスロット、miscoSDカードスロットがあります。右端は排熱口です。背面に「Dockcase」というロゴがありますが、これがメーカー名です。Ether端子が必要だったという方はほかを当たっていただいて、USB端子が3つあるのは嬉しいですね。

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正面は電源、HDMI、USB-TypeA端子が2つ

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背面はSDカードスロット2つと、USB-TypeA端子がもう一つ

中央部のディスプレイは1.3インチで、ここに様々なステータスが表示されます。接続する向きによっては、ディスプレイ表示が上下逆になるケースもあるかと思います。その場合は正面右のUSB端子の下にあるスイッチを押すと、ディスプレイの向きが90°ずつ回転します。使いやすい方向にセットしておきましょう。

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中央のディスプレイにステータスが表示されます

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端子下の小さい穴にSIMピンなどを差しこんでボタンを押せば、表示方向を変えられます

■見えなかった情報が見える

では実際に色々接続していきます。今回はM1版MacBook Airでテストしてみます。ディスプレイは縦向きに設定してみました。

Visual Dockに電源を差し込むと、ディスプレイが点灯し、ステータスを表示し始めます。続いてパソコンに接続すると、入力電力に対してどれぐらいパソコン側に出力するのかがわかります。

MacBook Airに付属の充電器は30Wですが、このハブで10Wの電力を消費するので、MacBook Air側には20Wしか行ってないという事がわかります。付属充電器は直接接続して充電するには十分なものの、USBハブを使う場合はもっと大きめの電源を繋いだほうが良さそうですね。この表示はケーブルを挿した数秒間だけで、それ以降はデフォルト表示に変わります。

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デバイスを挿すと、ステータスの詳細がわかります

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10秒ぐらいでデフォルト表示に切り替わります

続いてHDMI端子に4Kテレビを接続してみます。接続するのは40インチの東芝REGZAですが、メーカー名もちゃんと出てますね。ディスプレイサイズを72インチに誤認識しているようですが、3840×2160/60Pで接続されているのは嬉しいですね。廉価なUSB-TypeCハブ出力は30P止まりですので。

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テレビに4K/60pで接続されているのがわかります

なお東芝REGZAは現在の駆動ステータスが表示できるのですが、そちらで確認してもちゃんと60Pで表示できてました。

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ディスプレイ側でも4K/60pを確認

USBに色々挿していきます。キーボードは2.0接続ですので、480Mbpsという表示が出ます。一方高速なUSBメモリやSSDを接続すると3.0接続となり、5Gbpsという表示になります。ただこれはあくまでも規格上の数値をアイコン的に表示しているだけですので、実効値とは異なります。

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USB機器は2.0なのか3.0以上なのかがわかります

SDカードとMicroSDカードを挿してみると、単に「Inserted」と表示されるだけで、それ以外には検知しないようです。容量とか残量がわかるとなお良かったかもしれません。

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SDカードは単に差し込まれたかどうかしか判別しないようです

なおこれらのポートは、全部同時に動きます。お安いハブだとSDカードスロットは2つ同時に使えなかったりするのですが、本機では両方同時に動くので、カードコピーもできます。

なおデフォルト表示の左肩には、HDMI、PD、USB、SDカードそれぞれのコントローラチップの温度が表示されます。温度がわかったからなんだということではあるんですが、上手く動かない場合は熱暴走を疑え、ということはわかります。

個人的には、USB機器が3.0対応か否かがわかるのは便利かと思いました。このUSBメモリーやたら遅いんだけどなんなの? みたいなときの原因追求に役立ちそうです。あとHDMIの4K/60P表示も地味に嬉しいです。60P撮影の動画とかもちゃんとヌルヌル表示できます。

USB-TypeCハブとしては若干お高い部類に入るVisual Dockですが、性能的にはかなり満足できる製品でした。すでに海外では普通に販売されており、日本への輸入がクラファンなだけですので、「やっぱり作るの無理でした」みたいな事にはならないはずです。製品の送付開始は11月下旬からだそうで、今から待ちきれない思いです。

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挿して楽しいUSBハブという新ジャンル

筆者は21%OFFのプランに間に合ったので、販売価格9,500円のところ、7,550円でゲットできそうです。あいにくすでにこのプランは終了していますが、7,980円のプランや2個セットプラン、あるいはケーブル一体型はまだ支援可能ですので、これを読んで「いいんじゃないの」と思った方は光の速さでお急ぎください。

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