Volkswagen AG
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フォルクスワーゲンは1年ほど前に、駐車した電気自動車のもとへ自動的にやってきて、充電をし、去って行く全自動EV充電装置のコンセプト動画を公開していました。それはマンションのような大規模共同住居施設の駐車場で、すべての駐車区画にEV用設備を設置する代わりに、ロボット式充電器が駐車場を動き回ることで充電の問題を解決する策です。

そしていま、VWはそのプロトタイプを紹介しています。このセパレート型自走式充電ロボットは、専用のモバイルアプリなどで操作でき、ロボットは充電ユニットを引っ張って電気自動車を探し出し、自動的にプラグインして充電を行います。充電中にロボットはその場を離れ、別の充電ユニットをストレージから引き出しては他の電気自動車へ充電に回ります。もちろん充電が終了すれば、それらの充電ユニットを回収してストレージに戻します。

なお、このシステムはVW製ではあるものの、VW以外の電気自動車でも機能するとされます。ただ、VWはまだこのシステムについて評価中であり、いつ頃実用に供するかを話す段階にはなっていない模様です。

このような充電システムは、必要に応じた数の充電ユニットおよびストレージを確保すれば、バッテリーを引き回すロボットの数は少なく済ませられるため、大規模な駐車場ほど低コストでEV対応を可能にすると言えます。深夜に充電ユニットを引っ張ったロボットがせっせと電気自動車を探してまわる姿は未来的ですが、深夜残業で疲れ果てて帰宅したりしたとき、クルマを降りてすぐロボットに跳ね飛ばされないよう気をつけなければならないかもしれません。

ちなみに、テスラは2015年に同じように自動でEVにプラグインして充電するロボット充電器のコンセプトを示していました。しかしそれは移動式でもなくサイバー触手風のややキモなデザインで、イーロン・マスクCEOから「これじゃないな」と言われてしまっていました。

source:Volkswagen