jetcityimage via Getty Images
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独フォルクスワーゲンが、テスラModel 3よりも安価な、大衆向け小型電気自動車の開発を進めていると、Reutersなどが伝えています。

報道では、VWはSmall BEV(Battery Electric Vehicle)と称するプロジェクトのもと、VWの小型車Poloぐらいのサイズの電気自動車を開発、2万~2万5000ユーロ(約250万~310万円)程度の価格で販売しようとしているとのこと。ドイツで発売されたVWの小型電気自動車「ID.3」は、限定の1st Editionが約4万ユーロ(約500万円)に設定されましたが、それよりもさらに1万ユーロ以上は低価格になるということです。

まだSmall BEVプロジェクトで生まれるEVがどのようなデザインを纏い、いつごろ発売になるのかなどはわかりません。ただ、VWは厳しい排出削減のため、2030年時点での自動車販売のなかの電気自動車(ハイブリッド含む)の割合目標を、以前の40%から60%にまで引き上げるとしました。そして今後5年間の電気自動車および自動運転車開発への投資も、当初は600億ユーロ(約7兆4600億円)としていたところを、730億ユーロ(約9兆円)にまで増加させています。

2017年、VWは2030年までにグループで300車種のEVを提供するとの計画を発表していました。それを達成するためにも、販売する自動車の6割を電動化するという今回の目標は役立つことになるはず。

また世界的に2030年前後をメドにガソリンエンジン、ディーゼルエンジン車の販売禁止の方針が各国政府から打ち出されており、かつてテレビがアナログからデジタルに移行したときのような大きな変化が自動車にも訪れることになります。自動車製品の企画・設計・開発から販売までのサイクルを考えると、新しい市場の確保を考えるメーカーにとって、すでに「100年に1度」のパラダイムシフトは進行段階と言って良さそうです。

source:Reuters