約1万円スマホに Mi Band 5、シャオミらしからぬ製品も。発表会を振り返る

日本投入に期待

山根博士 (Yasuhiro Yamane)
山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2020年07月18日, 午後 08:31 in gadgets
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シャオミは7月16日に「Xiaomi Ecosystem Product Launch」と題したオンライン発表会を行い、ウェアラブルデバイスなどIoT製品と低価格スマートフォンなどを一気に発表しました。

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今回はグローバル向けの発表会。各新製品は欧州を中心に発売される予定です。すでに中国で発表済みの製品も改めて紹介されました。

  • Mi Band 5

  • Mi True Wireless Earphones 2 Basic

  • Mi Electric Scooter 1S / Pro 2

  • Mi TV Stik

  • Mi Curved Gaming Monitor 34”

  • Redmi 9 / 9A / 9C

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新製品の目玉ともいえる「Mi Band 5」は、「Mi Band 4」よりも大型の1.1インチカラーディスプレイを搭載し、11種類の運動モードや水泳中でも使える50メートル防水に対応。さらに、ストレスレベル測定やスマートフォンのカメラのシャッターが切れる機能が加わりました。すでに中国では発売されているため詳細スペックについては下の記事をご参照ください。また、標準版で34.99ユーロ34.99ユーロ(約4270円)、NFC版が39.99ユーロ(約4880円)と、5000円を切る価格も大きな魅力です。


関連記事:

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シャオミによれば、「Mi Band」は1億台以上が売れており、リストバンド市場でNo.1ブランドとのこと。さらに、「軽量化されたデザイン」「ヘルスケア機能」「スマート機能」「シームレスな操作性」「電池の持ちと防水性」という5つの性能バランスにおいて、他社製品よりも優れているとのことです。

1回の充電で14日間利用できるため毎日充電する必要はありませんので、睡眠状態のモニタリングも十分可能です。数万円する高性能スマートウォッチのほうが機能面で優れている部分もありますが、機能と価格を考えるとMi Band 5は決して劣る製品ではありません。

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Mi Band 4までのバンドユニットから本体を外してクレードルに取り付けるという面倒な充電方式も改善され、Mi Band 5では、新たにマグネットケーブルを使った充電が可能になりました。

また、スマートフォンからの通知も受けられますし、スマートフォンを探す機能も備えるほか、シャオミのIoT製品との連携も可能。この価格を考えると、これ以上の機能はもはや不要と思えるほど。中国にあるNFC搭載モデルの投入が見送られたことが唯一の不満点です。しかしながら、日本ではMi Band 4が発売中のため、Mi Band 5の投入も期待できます。

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もうひとつ発表されたウェアラブルデバイスは、Bluetoothの小型ヘッドフォン「Mi True Wireless Earphones 2 Basic」。AAC対応、本体のタッチ操作、20時間の利用時間、USB Type-Cケーブルを使った充電など、十分な性能を搭載しています。また、耳から取り外せば自動的に音楽再生が止まるスマート機能、ビデオ会議に必須といわれているノイズキャンセリング機能も備えます。

すでに発売中の「Mi True Wireless Earphones 2」の低価格版といえるモデルで、価格は39.99ユーロ(約4880円)。AirPods第2世代のおよそ4分の1に相当するリーズナブルな価格です。Mi Bandシリーズでリストバンド市場に価格破壊をもたらしたシャオミですが、2020年はヒアラブル市場を本気で攻めようとしています。

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また、電動キックスクーターとして「Mi Electric Scooter 1S」と「Mi Electric Scooter Pro 2」が発表されました。片手で持ち運べるように設計された1Sの重さは12.5Kg、Pro 2は14.2Kgと軽量です。3秒で本体を折りたたむこともできます。

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日本での展開は道路交通法の関係で難しいところでしょうが、シェアスクーター業者が導入する可能性があるかもしれません。1Sの価格は399ユーロ(約4万8600円)、上位モデルのPro 2は499ユーロ(約6万800円)。安価とはいえませんが、「都市内のモビリティもスマートにする」というシャオミのエコシステムにマッチした製品といえます。最高時速は25km/hで、1回の充電で走行できる距離は1Sが30km、Pro 2が45kmです。

なお「One more thing」として、オートレースのフォーミュラ1(F1)のレーシングチーム、「メルセデスAMG F1」とのコラボモデルも発売されるとのこと。シャオミの電動キックスクーターの性能や品質が大手企業に認められているという証でもあるでしょう。

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さて室内に目を向けた製品も発表されました。「Mi TV Stick」はAndroid TVを搭載したスティック型のデバイスで価格は39.99ユーロ(約4880円)。カスタマイズできるBluetoothリモコンも付属し、HDMI端子に接続することで一般家庭のTVをスマートTV化できます。


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また、ゲーミングモニターとして発表されたのが「Mi Curved Gaming Monitor 34”」。画面が湾曲した34インチのモニターで、解像度は3440 x 1440(21:9)、144Hz駆動。ライバルはLGやASUSのゲーミングモニターです。

価格は399ユーロ(約4万8600円)で、LGの同等品の534ユーロ(約6万5000円)より割安です。とはいえ、シャオミはスマートTVをすでに欧州で販売しているものの、ゲーミングモニター市場では無名ともいえる存在。ハイスペックな製品を好むゲーマーたちが価格だけを見てすぐに飛びつくことはないかもしれません。まずは、最初の製品を投入し、今後着実にブランド力と信頼を勝ち取っていく長期的戦略を考えた製品といえそうです。

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そして最後に紹介されたスマートフォンは、低価格ラインの「Redmi 9」シリーズ。日本で発売された「Redmi Note 9」シリーズよりさらに低価格なモデルで、必要最低限の機能を備えます。今回の発表されたシャオミのAIoT製品は、ユーザーに利用してもらうためにも、古いスマートフォンを長年使い続けている人たちが気軽に買い換えできる価格帯で発売されます。

Redmi 9のスペックは、6.53インチ2340 x 1080ピクセルディスプレイ、チップセットはMediatek Helio 90、1300万+800万+500万+200万画素カメラ(フロント800万画素)、5020mAhバッテリーを搭載。RAM3GB+ROM32GBモデルの価格は149ユーロ(約1万8200円)です。

Redmi 9AとRedmi 9Cは6.53インチ1600 x 720ピクセルディスプレイ、フロント500万画素カメラ、5000mAhバッテリーが共通仕様。

Redmi 9AはチップセットがHelio G25で、メインカメラは1300万画素、RAM2GB+ROM32GBという構成でありながら99ユーロ(約1万2000円)と100ユーロを切る激安価格。Redmi 9CはチップセットがHelio G35で、1300万+500万+200万画素のトリプルカメラを搭載し、RAM2GB+ROM32GBとうう構成で価格は119ユーロ(約1万4500円)です。

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創業から10周年を迎えたシャオミは、すでに多くのAIoT製品をグローバル展開しています。2020年第1四半期には海外と中国の売り上げが初めて1:1となり、シャオミの製品は海外でも多くの消費者に利用されています。

今回発表された新製品は安価で、すべての人の生活にイノベーションを与えてくれるでしょう。「シャオミはもはや中国のスマホメーカーではない」と、今回の発表会を見て世界中の人が改めて感じたに違いありません。日本市場にもこれらのAIoT製品をぜひ投入してほしいです。


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