左からApple Watch Series 5とGalaxy Watch 3

5月18日(米国時間)から開催されているグーグルの開発者向けイベント「Google I/O」。コロナ禍で昨年は中止、今年はオンラインでの開催となった。

基調講演では、サムスン電子が次期スマートウォッチはWear OSを採用する事が明らかになった。

サムスン電子はこれまでスマートウォッチに関しては、LinuxベースのOSとなるTizenを採用していた。もともと、TizenはiOS、Android OSに続く「第3のOS」としてスマートフォンへの採用が期待されており、NTTドコモなども導入する予定であったが、製品化の直前にキャンセル。

スマートフォンへの導入が見送られる中、数少ない活路として使われてきたのがスマートウォッチであった。

Galaxy Watchはデザイン性も高く、選択肢も多く、かなり注目のスマートウォッチであった。使い勝手も申し分ないが、やはり対応アプリが少ないというのが課題であった。

既存モデルのGalaxy Watch 3

一方、グーグルとしても、かつてスマートウォッチに注力するものの、アップル・Apple Watchに対抗できるだけの製品が出てこないという状況にあった。グーグルとしてはアップルに互角に渡り合えるメーカーが欲しかったはずだ。

今回のGoogle I/Oでは、サムスン電子のスマートウォッチプラットフォーム(Tizen)がWear OSに統一されると発表になった。

これにより、今後、Wear OSの操作性や使い勝手をGalaxy Watchで体感できるようになる。

サムスン電子が手がけることで、これからはセルラー対応モデルも強化されるかも知れない。サムスン電子はスマートフォンのGalaxyで各国のキャリアとの付き合いがある。Galaxy WatchのWear OS化で、Androidスマホとの連携や、セルラー対応など、製品の魅力が一気に上がることが予想されるのだ。

また、アプリのアップデートとしてはGoogle Mapがターンバイターンに対応するようにあった。YouTube Musicはオフライン再生が可能に。

さらに、グーグルが買収したFitbitの機能も強化され、アプリ開発者がFitbitが提供するAPIを利用してアプリを開発できるようになるという。

Google Payに関しては37の国で200以上の交通機関などでの利用ができるようになる。

日本でもWear OS対応のスマートウォッチで改札を「ピッ」と通れるかと期待したのだが、残念ながら日本は今回、見送られた模様だ。

確かにFeliCaに対応しないことには、日本では電車の改札を通ることができない。是非ともサムスン電子には将来的には日本向けてGalaxy WatchでFeliCa、さらにはセルラー対応を投入してもらいたいものだ。

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