Gmail emoji
Emojipedia

いまやコミュニケーションに欠かせなくなってきた絵文字。近年ではジェンダーや肌色なども考慮され、数多くの絵文字がユニコードコンソーシアムにより標準化されています。

しかしながら、一方で仕様が次々と追加されていることもあってか、アプリ側の仕様によっては意図した表示がなされないこともあります。実はそうした事例となっているのが、Web版のGmailクライアント。この環境では、近年追加された絵文字が正しく表示できないとの指摘が出ています。

例えば、Web版Gmailで肌色が黒いあるいは白い人物の絵文字を表示させると、一般的な人物の絵文字の横に、四角い画像が表示されます。この画像は、肌色を表現しているとのこと。

こうした肌色や職業、あるいは手を繋いだ絵文字などは、コード上では複数のキャラクターを組み合わせて表現しているのですが、実際のところGmailではこうした処理を解釈できず、複数のキャラクターとして表示してしまっているとのことです。

一方でGmailは、emojiが広く普及する前から、独自に絵文字をサポートしていました。OSが絵文字をサポートしていなかった当時は独自サポートに需要はあったものの、現在は当然、OSレベルで絵文字がサポートされています。

冒頭に上げた事情は、本来であればGmailが独自に解釈せずOSに任せてしまえば済むところ、絵文字の変換処理が残ってしまっているために起こっているようです。

それでも、Web版Gmail側の処理が最新の絵文字に追従していれば問題はないのですが、実際には2015年8月以降に導入された絵文字をサポートしておらず、近年数多く追加された絵文字の表示がおかしくなってしまっている、というのが実情のようです。

なお、AndroidやiOSのGmailアプリでは、デフォルトでシステムの絵文字を使用しており、こうした問題は発生しません。

Googleはユニコードコンソーシアムのメンバーであり、かつ、Gmailはもっとも人気のあるメールクライアントでもあります。今回の不具合がいままで改修されずに残ってきたというのは、メールでは絵文字はあまり使われず、ひいてはコミュニケーションの主体がSNSに移っていることの表れなのかもしれません。

Source: emojipedia