ソニーは、防水・防塵仕様かつノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP800N」を6月27日に発売します。市場想定価格は2万4000円(税別)前後です。
「WF-SP800N」は、2019年7月に発売した「WF-1000XM3」のノイズキャンセリングや外音取り込み機能を踏襲しつつ、新たにIP55相当の防水・防塵性能を備えたことが主な特徴です。防水といっても等級はIPX5に留まるため、水泳などでは利用できませんが、雨や汗、ほこりに強く、運動後に水洗いもできます。ただし、充電ケースは防水・防塵仕様ではありません。
また、「WF-1000XM3」でも好評だった「クイックアテンション」にも対応。イヤホンのタッチセンサーに触れているときだけ、外音を取り込めるので駅のアナウンスもその都度イヤホンを耳から外すことなく聞き取れます。
さらに、スマートフォン専用アプリ「Sony | Headphones Connect」を使うことで、周囲の音の聞こえ方を調整できるほか、ユーザーの行動を自動検知し、最適な外音取り込みモードに切り替える 「アダプティブサウンドコントロール」にも対応します。また、従来の行動検知に加え、 位置情報(ジム、自宅など)に応じた設定も行えます。
音の遅延についても、「WF-1000XM3」と同様に、新しいBluetoothチップを搭載。左右同時に伝送でき、動画再生時などの遅延も大幅に改善しているといいます。また、音質については、重低音(EXTRABASS Sound)を重視しているとのこと。
専用ケースに収めることでイヤホン本体を充電できるのは他の完全ワイヤレスイヤホン同様。専用ケース自体の充電はUSB Type-Cケーブルで行います。
イヤホン本体は最大13時間(NCオン時)の音楽再生が可能です。また、急速充電にも対応しており、10分の充電で60分の再生が可能です。
そのほか主な仕様としては、密閉ダイナミック型である点や、AAC/SBCコーデック対応などが挙げられます。ドライバーユニットは6mmで、重さはイヤホン単体が約9.8g。付属品は約20cmのUSB Type-Cケーブル、ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)各2個、アークサポーター(M/L)各2個です。