Devindra Hardawar
Devindra Hardawar

マイクロソフトが「より軽量かつモダンなWindows」を目指し、またGoogleのChrome OSのライバルとして開発していたWindows 10Xのリリース予定がなくなったことを明らかにしました。マイクロソフトは「2021年にWindows 10Xを市場投入するのでなく、これまでの開発から得た知見を活用するとともに、主要な10Xテクノロジーを他のWindows製品の一部として統合する取り組みを加速させている」と述べています。

Windows 10Xは当初、Surface Neoのような新しい2画面端末むけにシンプルなUIや機能を備えるOSとして開発されていました。しかし先日、このOSの開発が中止されるとのうわさが伝わり、動向が注目されるところでした。

マイクロソフトは10X向けに開発していた機能として新しいアプリコンテナ技術や音声入力の改善、タッチキーボードなどがすでにWindows 10に採用、統合されたと説明しています。そして今後は、ソフトウェアとハードウェアの両方において「10Xの技術が意味を成す分野への投資を継続する」としています。ただ、もはやSurface Neoのようなデバイスの登場はなさそうです。

マイクロソフトは過去に何度かWindowsの軽量モダンバージョンを市場に定着させようと試みてきました。しかし、Windows RTも、Windows 10Sも、その目的を達成する前にその姿を消しています。

ただ、Windows 10Xには先に紹介した以外にもいくつかの将来有望な機能がありました。今日リリースされた「Windows 10 May 2021 Update」では安定性の向上に加え、Windows Defender Application Guardの高速化、複数のWindows Helloカメラのサポート向上含まれます。さらにその次、10月の大規模アップデートではWindows 95時代から使われれ古びてしまったアイコンデザインの廃止、それにともなう新しい新しいシステムアイコン、エクスプローラーの改善といった変化がもたらされる模様です。

そのほかにも、マルチモニター環境におけるアプリ表示位置問題の修正、Xbox Auto HDR機能の追加、さらにはBluetoothオーディオサポートの改善などの追加を準備しているとのことです。

Source:Microsoft