WSA
ADeltaX

マイクロソフトは数日前、Windows 11 Insiders(開発者向けベータ版に相当)向けに「Windows Subsystem for Android(WSA)」をリリースしました。これにより米国ではWin 11ベータ上でAndroidアプリ配信が開始されましたが、記事執筆時点ではAmazonアプリストアの約50タイトルしかアクセスできません。

最も豊富にAndroidアプリが提供されているのはGoogle Playストアですが、WSAではGoogle Playストアの大半のアプリ動作に必要なGoogle Play Servicesがないため利用できません。

しかしハッカーがこの問題を解決し、ストアを含むGoogle PlayサービスをWindows 11にインストールすることに成功したと伝えられています。

WindowsハッカーのADeltaX氏はTwitterにて、Windows 11にGoogle Playストアをインストールできたことを示す画像をシェアしています。

その上でGitHubに必要なファイルと手順を公開していますが、今のところ技術に詳しいユーザー以外にとってハードルはかなり高い模様です。

現時点での手順書には次のように書かれています(米国ユーザーであることが前提ですが)。

  • MSIXBUNDLEをダウンロードする(ストアのrg-adguardを使用してmsixbundle、パッケージID:9P3395VX91NRをダウンロードする)

  • WSL2をインストールする(ubuntu/debian, 他のディストリビューションでも動作する可能性があります)

  • unzip lzipをインストールします。

  • OPENGAPPSからGAPPS PICOをダウンロード(x86_64, 11, PICO)

  • msixbundleを展開し、msix(アーカイブ)をフォルダに展開し、(appxmetadata, appxblockmap, appxsignature, [content_types])を削除します。

  • イメージ (system.img, system_ext.img, product.img, vendor.img) を #images にコピーします。

  •  (gapps pico zip) を#gappsにコピーします。

  • VARIABLES.sh を編集し、ルートフォルダを設定します。

  • 実行します。

  • extract_gapps_pico.sh

  • extend_and_mount_images.sh

  • apply.sh

  • unmount_images.sh

  • (#imagesフォルダ)から抽出したmsixフォルダにIMAGESをコピーします。

  • ADMINとしてPOWERSHELL (NOT CORE)を開き、Add-AppxPackage -Register PATH_TO_EXTRACTED_MSIX\AppxManifest.xmlを実行してください。

  • wsaをgappsで実行してください。

  • これでサインインの問題が解決しました。

  • (ADB SHELL ROOT WITH su)

  • 抽出したMSIXフォルダの中の(miscフォルダ)から(Toolsフォルダ)に(kernelファイル)をコピーします。

  • これでADB SHELLでsuが使えるようになりました。ADB SHELLを起動し、suと入力した後、setenforce 0と入力してください。これでサインインできます。

あまりに手間がかかりすぎる印象ですが、ADeltaX氏は近日中にマニュアルを改訂して、より分かりやすいものにすると約束しています。

そもそもWSAが米国以外の日本などで展開されるのは、しばらく先のことになると思われます。今後MSがこの抜け道を塞ぐのか、それとも見て見ぬふりをするのか、なりゆきを見守りたいところです。

Source:GitHub

via:MSPowerUser