Rolls-Royce / Flickr
JOHN M DIBBS

ロールスロイスが、世界最速の電動飛行機にすべく開発した”Spirit of Innovation”で3つの世界記録を樹立したと主張しています。先週、英国国防省の試験飛行場を離陸した電動飛行機は、最高速度は623km/hを記録、電動の乗り物(ヴィークル)として世界最速になったとしました。ちなみに日本のリニアモーターカーのこれまでの最高速記録は603km/hです。

ロールスロイスは、2017年に独シーメンスが記録した338km/hを塗り替えるべくゼロから設計されました。出力400kWのモーターを6000セルのバッテリーで回す構成で、今年3月には地上を走行する”タクシーテスト”を実施、9月に15分間ながら初飛行を完了していました。

その後より高度な試験段階に入ったロールスロイスは、最新の飛行試験で「高度3000mまでの到達時間202秒」、「3kmの飛行のうちに速度555.9km/hに到達」、「15km飛行する間に532.1km/hに到達」という3つの世界記録を打ち立てました。そしてその間に623km/hの最高速度も記録したとのこと。

テストパイロットのフィル・オデル氏は「これは私のキャリアのハイライトであり、チームにとっても信じられないほどの成果です。ロールスロイスの歴史の新章の最前線に立つ機会は、夢のような航空の未来の実現という夢が現実になったと言えるものです」と述べています。

ロールス・ロイス社のCEOであるウォーレン・イースト氏は「このプログラムのために開発した先進的なバッテリーと推進技術は、最先端のエアモビリティ市場にエキサイティングなアプリケーションを提供します。COP26で世界が行動する必要性に注目したことを受け、今回の成果は "ジェット・ゼロ "実現に向けた新たなマイルストーンとなります。そして、空・陸・海それぞれの輸送における脱炭素化に必要な技術革新を社会に提供するという我々の目的を後押しします」とコメントしました。

Source:Rolls-Royce

via:The Hill