乗り味は筋斗雲!? 公道走行可能な電動スクーター「X-SCOOTER LOM」レビュー

体重115kgの巨漢が挑む!

ジャイアン鈴木
ジャイアン鈴木, @giansuzuki
2020年06月25日, 午後 04:15 in ev
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超小型モビリティが流行っていますね。今回試乗レビューをお届けする「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」は、キックボードライクなスタイルの超小型モビリティ。「キックボード」というと華奢なイメージがありますが、実車を見ると剛性が高そうなアルミ製の太いフレームが採用されており、体重115kgの筆者が乗っても大丈夫そうです(個人の感想です)。

と言うわけで今回は、耐荷重100kgのX-SCOOTER LOMの試作車を特別に試乗させてもらいました。ただし、X-SCOOTER LOMはあくまでも耐荷重100kg以下の方が乗車することを前提に剛性や出力が設計されています。ワタシを含めた巨漢が、もしMakuakeで応援購入する場合には、製品が出荷されるまでに痩せましょう。

関連記事:公道走行可能な電動立ち乗りスクーター「X-SCOOTER LOM」クラファン開始

■試乗レビューの前にまずは基本スペックをお伝えします

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X-SCOOTER LOMは折りたたみ型の超小型モビリティです。展開時は1050×570×1150mm、折りたたみ時は1050×350×600mm。そして重量は標準バッテリー込みで16.5kg、本体のみで14.0kg。折り畳めば車のトランクにラクラク収まるサイズです。

外観上で特徴的なのが前輪12インチ、後輪10インチとタイヤのサイズを変えていること。これは公道走行を想定した設計で、道路にある窪み、段差、障害物を乗り越え、つまづきや転倒のリスクを低減するとのことです。

通常出力は350W。走行モードはECOモード(約10km/h)、MIDモード(約25km/h)、HIGHモード(25km/h以上)が用意。走行距離は標準バッテリーで約40km、大容量バッテリーで約60km(※荷重55kgの場合の理論値)と謳われています。

ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ、反射板などの保安部品は完備されており、ナンバープレートの取得、自賠責保険の加入手続き、glafitへのユーザー登録を行なうための「glafitバイクスタートアップキット」が用意されています。一連の手続きがわかりやすくてよいですね。詳しくはサポートサイトをご覧ください。

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本体側面

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本体前面

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本体背面

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各部ディテール

外観についても細かく触れたいところなのですが、この試作車はCES用に作成されたもので、これから操作性や見栄えをよくするために、相当大がかりな変更が加えられるとのこと。なので、「あ〜、大体こんな雰囲気なのね〜」ぐらいの参考に留めておいてください。

■それでは本題、実車(試作車)レポートをお届け!

X-SCOOTER LOMに乗ってみて最初に感じたのが視界の広さです。普段乗っているオートバイや自転車(ロードバイク)では前傾姿勢で乗車しているわけですが、X-SCOOTER LOMでは直立した状態で乗っています。相当極端に見下ろさなければ前輪どころか計器類も見えないので、「キョンシー」ポーズで高速平行移動しているような錯覚に陥ります。この視界の広さから来る開放感が、X -SCOOTER LOMの最大の魅力だと感じました。

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GoProの画角をもってしても、正面を向いているかぎり視界に車体は入りません

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真下を向かないと前輪、計器類は見えません。スピードが出ないので計器が見にくいのはまあよいのですが、ハンドルにナビを付けても画面を見るのは至難の業ですね。音声ナビに頼ったほうがよさそうです

次は人によっては欠点と受け止めるかもしれませんが、X-SCOOTER LOMは乗りこなしが要求される乗り物です。直立している状態で急加速、急ブレーキ、急カーブすれば当然姿勢が不安定になります。

そこで、急加速する際には少し前傾姿勢をとったり、急ブレーキする際には膝を曲げて重心を低くしたり、急カーブするときには左右の重心の移動をしっかり意識しなければなりません。通常のポジションは直立状態ですが、意外と全身を使って操る乗り物だなと思いました。

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ちょっと一癖ある乗り味が、乗りこなしたときには快感に変わります

さて体重115kgの筆者ならではのレポートとしては、平坦路では結構力強く加速していくので驚かされました。HIGHモードでフル加速する際には少し前傾姿勢をとらないと怖く感じたぐらいです。ただし、傾斜に差し掛かると筆者の体重ではガクンとスピードが落ちます。

前モデルの「GFR-01」が250Wだったところ、ペダルのないX-SCOOTER LOMは350Wに出力が向上していますが、さすがに耐荷重を15kgオーバーしているとかなり登坂力が落ちてしまうようです。

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このぐらいの坂道であればなんとか登り切れます

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傾斜はひとつ前の坂道より緩いのですが、これだけ長いと途中で蛇行しないと登り切ることができませんでした

細かな点では、アクセルをラフに操作すると急激に出力が高くなることと、ブレーキが効きすぎることが気になりましたが、製品版ではアクセルは滑らかに出力が上がる設定に変更し、ブレーキは前の効きを弱くして前後のバランスを調節するとのことです。楽しいけど、ちょっとピーキーすぎる乗り味については、製品版ではしっかり改善されるわけです。

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ギュッと慌ててブレーキをかけても、前輪ロックしにくいセッティングに変更されます

体重115kgの筆者でさえまるで筋斗雲に乗っている気分だなと……これまでほかの乗り物で感じたことのない楽しさを味わえたほどです。体重60~80kgぐらいの人であればもっともっと爽快感を味わえる乗り物でしょう。筆者はライザップ級のダイエットに成功したら、ぜひ本製品を購入したいと思います!

関連リンク:X-SCOOTER LOM(Makuake)

 
 

 

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