シャオミが高級スマホMi 10T/Pro海外発表。「144Hz画面を普段使いできる」別路線旗艦機

Mi 10シリーズと比べ、お買い得度にも配慮

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年09月30日, 午後 11:58 in 5G
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日本でも注目メーカーとなりつつある中国シャオミ(Xiaomi)が、5G対応の高級スマートフォン『Mi 10T Pro』『Mi 10T』を海外発表しました。先んじて発売されている『Mi 10』シリーズと並ぶ「別路線のフラッグシップ」とも呼べる性格のモデルです。

EU圏での価格は、Mi 10T ProがRAM 8GB/ストレージ128GB構成の599ユーロ(単純換算では約7万4000円)から、Mi 10T無印が6GB/128GB構成の499ユーロ(同、約6万2000円)から

本体カラーはProがコスミックブラック、オーロラブルー、ルナシルバーの3種、無印はオーロラブルーを除いた2種です。なお原稿執筆時点では、日本での展開については未公表です。

▲Mi 10T Proの主要な特徴。1億8000万画素カメラは『Mi Note 10』や『Mi 10 Pro』と共通の特徴となるため、本機ならではのポイントは画面リフレッシュレートやバッテリー容量でしょう

10T Proと無印の両モデルとも、SoCにクアルコムのSnapdragon 865を搭載し、5G対応。ディスプレイは6.7インチで、最高144Hzのリフレッシュレートに対応します。また、昨今の高級スマホには珍しく、フラット画面である点もアピールします。

▲こちらはMi 10T無印の特徴。主なProとの違いはメインカメラの画素数と手ぶれ補正となるため(RAM容量なども異なりますが)、お買い得度はこちらに軍配が上がりそうです

両モデルの主な違いは背面のメインカメラで、Proは1億8000万画素+光学手ぶれ補正(OIS)搭載仕様なのに対し、無印は6400万画素、OISなしという構成です。


▲ディスプレイ周りの仕様比較。対象となっているのはiPhone 11。「リフレッシュレートからコントラスト、色の忠実度まで上回る」点を謳います(実は最大輝度はiPhone 11に負けてますが)

両機ともシャオミの高級スマホだけあり非常に特徴の多いモデルですが、中心となるのはディスプレイ。120Hzでこそ昨今は増えてきましたが、144Hzと高速表示に対応しつつ、ゲーム向けモデルではない仕様は非常に珍しいところ。言わば「普段使いの144Hz画面機」とも呼べる構成です。

フロントカメラはパンチホールで、面積的にも非常に小さいものとなっています。

▲隠れた売りは可変リフレッシュレートのモードの多さ。ここでの比較対象はiPhone 11(中央)とGalaxy S20+(下段)です

また、表示する映像ソースに合わせてディスプレイパネルのリフレッシュレートを低減し、無駄な電力消費を防ぐ機能『AdaptiveSync』を搭載。他社製品でも似た機能はありますが、シャオミ側は発表会にて、リフレッシュレートのモードが7段階と細かな点をアピールしています。

Mi 10T Pro
▲カメラは新フィルター効果や様々な多重露出機能の強化が中心。「1億8000万画素(Pro)の高精細」アピールは控えめで、「楽しく撮影できる」点を訴える紹介に

カメラアプリは、光の軌跡や天体撮影用に設けられた各種長時間露光モードや、サイバーパンク調を含む3種の新しいカラーフィルターの搭載などを搭載。前面と背面での同時動画撮影『Dual Video』機能なども含めて、よりクリエイティブ、アミューズメント路線に振った構成です。

▲バッテリー容量はついに5000mAhの大台へ。いわゆる“デカバモデル”ではないのに、ここまでの容量となりました

またバッテリー容量は5000mAhと非常に大きく、急速充電は付属のACアダプタにて33Wまで対応。また内部でバッテリーセルを2系統に分割することで、無理のない急速充電が可能な点をアピールします。

外装は、本体両面に加えてカメラレンズ部にもコーニングのゴリラガラス5を採用し、堅牢性をアピール。一方で、生体認証は本体側面に設けられた指紋センサーによるもの。このあたりはコスト的な割り切りも見られます。

隠れた特徴は、標準で付属するケースとフィルムが抗菌仕様となっている点。昨今の情勢で求められる「スマートフォンも可能な限り清潔にしたい」ニーズに対応します。


▲変わったところでは、バイブレーターが(従来の画面ー背面という垂直方向ではなく)水平方向に振動するタイプに変更されているという点も。いわゆるハプティクス感を高めるための工夫です

このようにMi 10T/Proは、昨今のスマホでヘビーユーザーから求められる機能を第一線級に保ちつつ、Mi 10シリーズとは異なった味付けを施し、お買い得度にもより強く配慮したという性格のモデル。

「普段使いの144Hz画面機」というコンセプトやお買い得どの高さという点では、日本でも十二分に受け入れられそうなものだけに、ぜひとも日本での展開も期待したいものです。


 

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