Aaron Souppouris/Engadget
Aaron Souppouris/Engadget

マイクロソフトがXbox Sieries X|Sを発表した際、声高に宣伝された機能のひとつがDolby VisionとDolby Atmosのサポートでした。しかしその時、マイクロソフトが明確に宣伝しなかったのが、それらの機能が独占的な契約になっているということでした。フランスのXbox Wireが一時掲載してその後削除した記事によると、Xboxは今後2年間、コンソール機市場においてDolby Vision / Atmosを独占使用できるとのこと。

XboxはInsiderのアルファリングにおいて5月半ばからこれらのDolbyの技術をサポートしています。当初は多少の不具合もあったものの、対応するテレビやモニターを使用すれば、通常のHDR映像よりもさらに見栄えのする映像をユーザーは堪能できるようになっているはずです。

またAtmosについてはXbox Series X|Sは発売当初から15ドルの追加費用でサポート(Xbox OneやPCと同様)しています。またXbox ワイヤレス ヘッドセット所有者は9月末までは追加費用無しで、Xbox / PCでこの立体音響技術を利用できます(無料トライアル)。

ちなみに、Xbox Series X|SのライバルPlayStstion 5では、映画などBDコンテンツの再生に関してはDolby AtmosやDTS:X音声の出力に対応していますが、ゲームプレイにおいてはヘッドホン/イヤホンで利用する独自技術のTempest 3D Audioを採用しており、対応するソフトがあればそれを楽しめますが、Atmos対応のスピーカー機器があってもPS5ゲームを立体音響ではプレイできません。

発表当時、PS5の音響サポートがなぜこんな不自然な格好になっているのか、モヤッとしていた人もいるかと思われますが、もしかしたら、マイクロソフトがソニーに先手を打ってゲーム機でのDolbyサポートの独占使用を得ていたからなのかもしれません。

ただ、ソニー側もPS5向けの仮想立体音響のサポートには取り組んでいるとしています。Xboxの独占期間は2年とされていますが、それまでにソニー独自の新たな音響サポートが出るのか、期限切れと同時にDolby技術のサポートが来るのか、ソニーが展開するオブジェクトベースの3Dオーディオ技術360 Reality Audioの動向なども含めて気になるところではあります。

Source:Xbox Wire France(deleted), Google(webcashe)

※訂正:初出時、Xbox Series X|SはDolby Atmosを無料でサポートしているように記述していましたが、正しくはXbox Oneなどと同様に追加費用が必要です。お詫びして訂正します。