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Xboxのリーダー フィル・スペンサー氏が、セクハラ問題とそれを取り巻く社内のゴタゴタが続くActivision BlizzardとXboxの関係を再検討中だと報じられています。コンシューマーゲーム機のライバルPlayStation陣営のジム・ライアン SIE CEOも今週「落胆し率直に言って唖然としている」とのコメントとともに、この問題に対するActivision Blizzardの対応のまずさを批判しています

Activision Blizzardを巡っては今月に入って一応の沈静化の兆しが見えたかと思われたものの、そこへ来て現CEOのBobby Kotick(ボビー・コティック)氏に関しても、セクハラ問題について当時事実の多くを知っていただけでなく、状況によっては告発された側の幹部の立場を保護するよう行動していた可能性があるとの証言をWall Street Journalが報道。その結果、Activision Blizzardの従業員を擁護する団体”A Better ABK"がKotick CEOを非難する声明を発表するなどして問題が再燃しました。

記事執筆時点では、Activision Blizzardの従業員900人以上が、Kotick氏の退任を求める嘆願書に署名し、株主の中からも取締役会に対してKotick氏と、問題以前からテーブルについている古参役員2名の年内退任を求める声が上がっています。

これまでeSports分野で協力してきた一部のスポンサーもActivision Blizzardとの契約を終了すると述べており、このような状況についてスペンサー氏は「恐ろしい出来事と行動に心を乱され、深く憂慮している」と述べ「このような行為は、我々の業界にあってはならない」としました。SIEのライアン氏も「彼らは深刻な差別やハラスメントに対して十分な対応ができていない」と述べており、重要な収益源であるゲーム機メーカー2社のトップからの批判は、Kotick氏への圧力をさらに強めることになりそうです。

DAVID MCNEW via Getty Images
DAVID MCNEW via Getty Images

WSJの報道を受け、Activision Blizzardの従業員らはふたたびストライキを敢行してCEOの退任を求めています。しかし広報担当者は「ここ数週間でおこなってきた重要な変更を今後も継続していきます。我々は、社の文化と職場が安全で多様性があり、包括的であることを確実にするための取り組みを行っています。時間がかかることは承知していますが、チームにとって最高の職場になるまでそれをやめることはありません」と述べています。

Source:Bloomberg