マイクロソフトの新型ゲーム機Xbox Series X|Sは日本を含む全世界で品薄が続いていますが、Xbox幹部がそうした状態が来年(2021年)4月までは続くとの予想を語っています。
先週行われた「ジェフリーズ・インタラクティブ・エンターテイメント・バーチャルカンファレンス」にてXbox部門CFOのティム・スチュワート氏は、Xboxシリーズの予約分が完売したあとの供給について質問され、2021年の第1四半期、つまり来年3月末まで供給不足が続くと思うと回答しました。
が、その後の4月から6月にかけては供給が需要に追いつくと予想しているとのこと。しだいに供給スピードが上がっていく見通しだと語り、品不足が解消していく可能性を示唆しています。
これに先立ってXbox部門トップであるフィル・スペンサー氏は、Xbox Series X|Sのローンチ販売台数が「Xbox史上最高」だったとツイートしています。
Thank you for supporting the largest launch in Xbox history. In 24 hrs more new consoles sold, in more countries, than ever before. We’re working with retail to resupply as quickly as possible. You continue to show us the connective power of play is more important than ever.
— Phil Spencer (@XboxP3) November 12, 2020
具体的な台数は明らかにしていませんが、先代のXbox Oneも発売24時間で100万台を超えて「歴代Xbox史上最高の初動」と発表されていたこともあり、それ以上の勢いがあるもようです。
もっともXbox Oneの初期発売地域が13カ国だったのに対して今回は37の市場、Xbox Oneローンチ時は中古ソフトが動くかどうかに関し混乱があったこと、そして新型コロナ感染拡大により人々がインドアな娯楽消費を増やす傾向があることを考えると、さほど驚くべきではないかもしれません。
しかし競合するソニーのPS5も、記事執筆時点では「買えた人を探すのが難しい」ほどで品薄が解消する気配はいぜんとしてありません。年末年始に多くのゲーマーは、最新世代ハードでリッチになる体験を想像しながら先代モデルを遊び続ける他なさそうです。
Source:Seeking Alpha
Via:Eurogamer