Xbox Series X/S専用SSD、日本では高価? 約3.2万円対220ドルに

本体並みのドル円レートとはなりませんか(涙)

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年09月25日, 午後 04:30 in Xbox Series X
0シェア
FacebookTwitter

日本でも本日0時から予約が開始された(そしてやはり“蒸発”した)、マイクロソフトの新世代ゲーム機『Xbox Series X』と『Xbox Series S』。その話題の一環に、本体価格が1ドル=100円換算と、価格的に日本が凄く優遇された(Series Sに至っては昨日改定されてこの水準となった)点があります。

ただし残念ながら、主要周辺機器までもすべてこの水準とはいかない模様です。というのも、日本のマイクロソフトが公開した両モデル専用の1TB SSDの価格が、3万2386円(税込)という水準だったため。

同SSDの価格は米国でも昨日公開されたばかりだったのですが、そちらは219.99ドルでした。税別にしてドル円レートを単純計算すると、1ドル=約133.8円という水準となります。

なお、米国では価格公開と同時に予約が開始されましたが、原稿執筆時点において、日本ではマイクロソフトストア(Web直販)を含め販売は確認できていません。

▲SSD本体はウワサ通りXboxとシーゲイト(Seagate)のダブルブランド。左は本文で後述するケースです

ただし、現行執筆時点では小数点以下表示が記載された(若干不自然な)体裁である点や、マイクロソフトのWeb直販で(また他の量販店でも)販売が開始されていない点、また(定型句ではありますが)「実際の販売価格は販売店により決定されます」の注釈もある点などから、ここから改定される可能性や、実売価格が下がるという可能性もあります。

なお、Xbox Series X/S側は、ストレージとして従来と同様、USB接続SSDやHDDの接続もサポートしています。ただし、シーゲイトが開設しているFAQには「外付けHDDとSSDをストレージ拡張カードの代わりに使用できない用途」として

Xbox Series X|S専用ゲームには、Xbox Velocityアーキテクチャが必要です。そうしたゲームをプレイしたい場合は、外付けHDDまたはSSDからコンソール本体のSSDやストレージ拡張カードにゲームを移動させてください。

といった一文もあります。つまり、当然ながらXbox Series X/S専用ゲームでは、USB接続ストレージは完全代替にはならないということ。この点には留意が必要でしょう。


▲Xbox Series Xに装着した状態。シーゲイト側はリムーバブルストレージとして位置づけていますが、本体側の端子は背面の端子密集部にあるため、正直アクセス面は良くはありません

さて、この専用SSDとは、Xbox Series X/Sの大きな特徴――そして現行世代からの大きな強化点――の一つとなるもの。

両機種の内蔵SSDは、無圧縮データ転送時でも最高約2.4GB/秒と高速で、さらに実動では専用ハードによる圧縮機構を組み合わせることで、最高4.8GB/秒にまで実効速度を向上。これにより、ゲームへの熱中を削ぐロード時間を可能な限り低減する点を目標としています。

以前よりこのSSDは「専用拡張カードにより本体内蔵ドライブと同じ速度で拡張が可能」という点が公開されていました。つまりPC用のSSDとは形状のみならず、(おそらくは)コントローラーなども専用にチューニングされた製品というわけです。

なお、本体との接続はPCI Express Gen4 x2で、命令セットなどはNVMe準拠となります。

参考記事:次世代機Xbox Series Xは『ベロシティ・アーキテクチャ』でSSDが劇的進化。専用拡張カードで増設対応(2020年3月)

またこのSSDは、マイクロソフトとSeagate(シーゲイト:HDDやSSDの大手企業)のコラボ製品となる点が明らかにされており、実際に製品写真にもXboxとシーゲイトの両ロゴが入っています。

▲シーゲイトのサイトでは米国版の外箱も公開。こちらはシーゲイト製品としての体裁となっています(ひょっとすると「Xbox側の外箱」があるのかもしれませんが)

特徴としては、PC用のM.2形状製品と比べて非常に小さい点が挙げられます。本体サイズは31.6×52.95×7.8mm(幅×長さ×厚さ)、重量は約30gと、手のひらにまるまる収まると呼べそうなサイズ感です。

またシーゲイト側は「すばやくゲームを起動できるため、本体SSDでも拡張カードでも多数のゲームをわずか数秒で切り替え」や「差し込むだけですぐにプレイでき、拡張カードを取り外してゲームを持ち出すことも可能」といった、リムーバブルストレージとしてのアピールもしています。

合わせて付属品には、装着時にゲーム機本体に収納される箇所に対してのカバーも用意されるため、こうした点でもリムーバブルストレージを意識していそうです(本体側のスロットが背面にある点や、その価格といった点から、多くのユーザーは装着しっぱなしになるとは思いますが)。

またシーゲイト側によると、製品保証期間は3年。これはストレージデバイスとしての水準です。


▲米国ではこのように219.99ドル。高速タイプのPC用SSDと比べても近い水準です

なお「この価格って、PC用のSSDと比べた水準ではどうなの?」という点ですが、米国価格ベースでPC用のSSDと比較した場合、容量1TBになった時点で安価な製品でも約1万円か1万3000円。速度的に近い高速モデルでは2万円から2万5000円といった相場で「Xbox専用なのでプレミアが加算されている」という相場感はありません。上述した価格の通りであれば、日本では大きく異なりますが

なおこうした事情から米国版の価格発表の際には、SSD相場に詳しいユーザーからも「安価ではないとは思っていたが、やはりこのぐらいか」といった声や「Xbox Series Sと組み合わせると、本体との価格バランスが凄い」といった声もありました(後者に関しては本体299.99ドルに対して、本SSDが約8割の価格になることから。ただしSeries Sの内蔵SSDは512GBです)。

Source:マイクロソフト公式製品ページ(日本版)マイクロソフト公式製品ページ(米国版)

シーゲイトの製品ページ(日本版)


 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: Xbox Series X, SSD, Xbox Series S, XBOX, Microsoft, seagate, news, gear, gaming
0シェア
FacebookTwitter