Xbox
MVG

昨今のゲーム専用機はセキュリティが厳重に固められて自作ソフトウェアのインストールは不可能という印象がありますが、発売されたばかりのXbox Series Sにさっそく過去のゲーム機エミュレータをインストールして動作が確認できたと報告されています。

その方法はマイクロソフトも予期しなかったセキュリティホールを使うわけではなく、公式にXbox One向けに提供されていた開発者モードをアクティブにするだけです。

MSは2013年に本機能を予告したあと、いったんは撤回する動きを見せながらも2016年に正式公開し、登録したUWP開発者が一般に小売されているXbox Oneハードに自作ソフトを読み込ませてテストできるようにしています。この機能が、Xbox Series X|Sでも利用可能だったと判明したしだいです。

開発者モードへのアクセスは、まずMSの開発者アカウントにアクセスして、1回限りの登録費(日本円で1847円)を支払って登録を行います。それが終わればXbox本体のアプリストアで開発者モードのアクティブ化用アプリを検索してインストールして、あとはMS公式のガイドに従って手続きを進めてください。

開発者モードでは自作アプリが動かせる代わりに製品版のゲームやアプリをプレイしたり実行できなくなります。ただし開発者モードを有効にした後も、リテールモード(製品版ゲームを遊ぶモード)と切り替えて行き来は可能です。

さてYouTuberチャンネルのMVGでは、Xbox Series Sの開発者モードでマルチエミュレータソフト(様々なレトロゲームハードのエミュレータを1つに統合したもの)RetroArchをインストールしてテストを実施。ゲームキューブやドリームキャスト、PSPやWii、初代PSなど過去ゲーム機用のソフトが次々と動いているビデオを公開しています。

一部のゲームは処理落ちしたり互換性の問題はあるものの、MVGは最も互換性の取れたタイトルのパフォーマンスは信じられないほどであり、現在市販されている中でも最高のエミュレーションボックスだと絶賛しています。

この用途で使われたとしてもMSにとっては製品版ゲームの売上げに繋がらず何の恩恵もありませんが、ユーザーにとっては付加価値になる可能性もあるはず。読者諸兄がご自分で試す場合は、所有しているROMカートリッジから吸い出すなど(最近のコピーガードが掛かっているものを吸い出すと違法になる可能性もあります)完全に合法なデータを使い、くれぐれも自己責任でどうぞ。

Source:MVG(YouTube)

Via:MSPowerUser