Peter Summers via Getty Images
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マイクロソフトのXbox事業を率いるフィル・スペンサー氏が、Xbox Game PassのストリーミングゲームサービスxCloudをウェブブラウザーベースでiPhoneやiPadに提供したい考えであることを示しました。

アップルはストリーミングゲームそのものについてはApp Storeを通じての提供を「容認」するものの、ゲームタイトル個別にApp Store審査を通し、個別のダウンロードとする必要があるとしました。さらに、ゲームごとにApp Storeページを用意してユーザーによるレビューを可能とし、スクリーンタイムやペアレンタルコントロールにも個別に対応することを条件としています。

要するにゲームそのものはクラウド上で動作することはかまわないものの、ひとつのアプリでいくつものゲームをプレイ可能にするのではなく、ローカルで動作するアプリと同じように一つ一つ単独でApp Store上で扱えなければならないということです。これは、数多くのゲームを提供するGame Passにとっては、非現実的な方法と言えるでしょう。

スペンサー氏の野望を叶えるためのヒントは、アマゾン方面にありました。アマゾンは9月下旬に独自のストリーミングゲームサービスLunaを発表していますが、アマゾンの技術部門を率いるGeorge Tsipolitis氏は、LunaのiOS対応のためにアップルと協力していると述べ、ブラウザーアプリとしての提供を準備中だとしています。

マイクロソフトがxCloudをiPhoneに提供するなら、やはりブラウザーアプリを使う手がもっとも現実的と言えそうです。Business Insiderは匿名の関係者から得た話として、スペンサー氏が10月8日の全社ミーティングにおいて「我々は何が何でもiOSに到達するだろう」とその決意を述べ、ブラウザーアプリとしてiPhoneやiPadにそれを届けることを模索していると伝えています。

なお、xCloudは記事執筆時点ではAndroidスマートフォンまたはタブレットでのみ利用可能ですが、スペンサー氏はWindows 10向けのxCloudをテスト中であり、来年にも登場するだろうとしました。

スマートフォンやタブレットのようにPCやコンシューマーゲーム機に比べると非力なデバイスでもリッチなゲームプレイがたのしめるストリーミングゲームは、NetflixやAmazon Primeなどのように今後普及が進んでいくのかもしれません。マイクロソフトはxCloudを2021年に日本でも提供するとしており、かなりの数のユーザーがいるiPhoneやiPadでもプレイできるようになれば、次世代ゲーム機の人気の行方にも影響するかもしれません。

source:Business Insider