マイクロソフトが、クラウドゲーム Project xCloud の日本国内向けプレビュー展開を発表しました。
本日11月12日より参加希望者の登録を受け付け、11月18日からプレビューを開始します。
マイクロソフトの Project xCloud は、家庭のゲーム機ではなくクラウド上のサーバでゲームを走らせ、結果を映像としてストリーミングすることで、スマホやタブレットでも最新のゲームが遊べるクラウドゲーム / ゲームストリーミング技術。
先行した米国などでは、マイクロソフトがゲーム事業の柱とする定額制遊び放題サービス Xbox Game Pass の全部入りプラン Ultimate 加入者向け特典として、追加費用なしで提供されています。
プレーヤー側には今のところ Android アプリが提供されており、XboxコントローラをBluetooth接続するか、市販のコントローラを使うことで、Xbox Game Pass の遊び放題カタログのうち対応ゲームがどこでも遊べるようになります。
一部のゲームはタッチ操作にも対応しており、外部コントローラなしでスマホネイティブゲームであるかのように遊ぶこともできます。
仕組みとしては、以前から対応している「コンソールストリーミング」いわゆる「リモートプレイ」と似たようなものですが、こちらはゲームを実行するのが自宅のゲーム機ではなく、インターネットに高速接続した各地のデータセンタ内サーバであることから、自宅の回線品質に左右されない、専用サーバの応答性を含め上り下りの遅延を軽減できるといった利点があります。
クラウドゲームは仕組み上、ゲームごとにダウンロードやインストールの必要がなく、選んでタップするだけでゲームを始められることも利点。Xbox Game Pass は多数の人気ゲームをカタログに備えるものの、Xboxで遊ぶには数GBや数十GBのダウンロードを待つ必要があるため、いきなり遊べるxCloudはゲームパスの仕組みに合ったサービスです。
マイクロソフトは日本を含む新市場4か国でプレビューを実施し地域ごとのフィードバックを募ったうえで、2021年に正式サービスを開始する予定です。