中国シャオミ(Xiaomi)の日本公式Twitterが、6月24日に発表を予定するスマートフォンのモデル名を『Mi 11 Lite 5G』と突如公開。この“公式リーク”とも呼べる公開で、発表までは10日ほどの間があるこのタイミングで既に価格とモデル名が明らかになる……という、少し不思議な状況となりました。

同モデルは、6.55インチ/2400×1080(いわゆる“横1080”級)解像度/最高リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイを搭載するAndroidベーススマートフォン。グローバル版は3月29日(日本時間)に発表されています。

価格に関しては、6月10日に公式Twitterより税込4万3800円と公開済み。なお、グローバル版として発表された際の価格はEU圏でのものでしたが、RAM 6GB+ストレージ128GB構成で369ユーロ(単純換算で4万9000円)でした。

日本版の構成は不明ながら、価格に関してはかなり優遇されているかもしれません。

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なお、今回モデル名を公開したツイートでは、合わせて日本版の写真も公開されていますが、この「日本版と特定できる手がかり」がポイント。なんと背面にFeliCaロゴが印字されているのです。つまり、使い勝手の点でも“日本市場に合わせてきた”モデルと呼べそうです。

▲上記ツイートの写真から、FeliCaロゴと思われる箇所を拡大したところ。これは確定と呼べそうです

なおシャオミのFeliCa搭載スマホとしては、2月に発表した『Redmi Note 9T』がありますが、こちらはソフトバンク専売モデルという扱いでした。

対して今回のMi 11 Lite 5Gは、現時点ではSIMフリーとは公開されていません。しかし、公式Twitterがプレゼントキャンペーンを行なっている点、また価格が先行して公開されている点など、キャリアモデルでは難しいプロモーションを行なっている点から、SIMフリーの可能性は相応に高そうです。

(なおプレゼントキャンペーンはの申し込みは6月17日の23時59分までと、現行執筆時点では若干の余裕があります)。

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シャオミ側のアピールポイントは、6.5インチ級スマホでは頭一つ抜けた軽さ。昨今ヘビー化が進む大画面スマホでは貴重な存在とも呼べそう

さて、Mi 11 Lite 5Gの特徴は、昨今のスマホでは貴重とも呼べる本体の軽さと、最新SoCの搭載による価格を超えた速さです。

本体の重量は、グローバル版で159g。イマドキの6.55インチ機としては非常にと言って良いほど軽く、例えばiPhone系と比べた場合は、6.1インチの無印12(162g)より僅かながら軽くなります。

また薄さも、グローバル版での公称は6.81mm。これはレンズ部の飛び出しを含みませんが、レンズ部も1.77mmに抑えています。シャオミ側でも「歴代スマホで最も軽く、薄い」と謳います。

▲SoCはクアルコムのSnapdragon 780G。“G付き”だけあり、GPUドライバーの単独アップデートなども提供予定です

また処理速度を大きく左右するSoCは、3月にクアルコムより発表された『Snapdragon 780G』を世界初採用します。同SoCは5nm(ナノメートル)という、現時点では最先端の半導体製造プロセスを使ったもの。

昨今上位(Snapdragon 800系)に迫りつつあるSD700番台の中でも、頭一つ飛び抜けた性能を備えた最新SoCです。

ディスプレイとなる2400×1080解像度、最高90Hzの有機ELパネルは、両端まで平らなフラット仕様。端までをタップするタイプのゲームなどでも、安定したタッチが可能です。またタッチパネルのサンプリングレートは240Hzと、ゲーミングスマホ並みの水準を確保。各種操作に対する応答性を高めています。

また色域はDCI-P3をカバーし、10ビットRGB(30ビット)カラーとHDR10+動画ソースにも対応。画質の点でも上位モデルに迫る仕様です。

▲グローバル版発表時では、Mi 11 Lite 5GのAntutuベンチマーク Ver.9の総合スコアも公開しています(ただし、現在一般的なVer.8系列との直接比較はできない数値です)

背面側カメラはトリプル仕様。「広角(メイン)+超広角+マクロ専用」という、昨今シャオミが推す構成です。メインカメラは6400万画素センサーとF1.79のレンズの組み合わせで、超広角は800万画素、マクロは500万画素。生体認証は側面に指紋センサーを搭載します。

バッテリー容量も4250mAhと大きく、同社のACアダプタで33W急速充電に対応と、このクラスではかなりの急速充電に対応します(ワイヤレス充電は非対応)。

なお、グローバル版ではACアダプタ付属でしたが、日本版では果たして付属となるのかが一つの注目点でしょう。

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▲細かな基本仕様なども「良い意味で隙がない」タイプ。日本市場でも受け入れられやすいモデルと呼べそうです

このようにMi 11 Lite 5Gは、お買い得度に優れるシャオミ製スマホの中でも、非常に注目できる――また日本で受けそうな仕様の――モデル。それがFeliCaを搭載して、ともすればSIMフリー機として発売されるのであれば、ほぼ間違いなく鉄板的な人気機種となりそうです。

また、6月24日の発表会を前にして価格とモデル名が公開されたことから、逆説的ではありますが「当日何を公開するのか」にも改めて注目したいところ。事前にここまで公開してしまうということは、ともすれば他にも重大な発表がある……という事態も考えられます。

そんなサプライズを含めて、24日当日の発表を期待したいところです。

Source:Xiaomi Japan公式Twitter