速報:3万円の格安Xperia「Xperia 8 Lite」ソニーが発表、デュアルカメラ搭載(石野純也)

価格優先でXperiaがほしい人向け

石野純也 (Junya Ishino)
石野純也 (Junya Ishino)
2020年08月26日, 午前 11:09 in news
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2週連続の新製品ラッシュで、Xperiaが勢いづいています。ソニーモバイルは、新たにミドルレンジスマホの「Xperia 8 Lite」を発表しました。主にMVNOに向けた“格安Xperia”。想定販売価格は、3万円前後になる見込みです。

MVNO向けの端末として発表されたXperia 8 Lite

端末名を見てお気づきの方も多いかもしれませんが、Xperia 8 Liteは、昨年、ワイモバイルやUQ mobileといったサブブランドが中心に取り扱ったミドルレンジモデルの「Xperia 8」がベースになっています。Xperia 8は、大手キャリアではauも販売していました。写真を見れば分かるとおり、ぱっと見のデザインは、Xperia 8とほぼ同じです。

19年の秋冬モデルとなるXperia 8。写真はワイモバイル版

見た目だけでなく、スペックも共通点が多くなっています。例えば、チップセットはクアルコムのSnapdragon 630、ディスプレイは6インチで、アスペクト比は「Xperia 1」以降の新シリーズと同じ21:9。メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBを搭載しています。おサイフケータイや防水、防塵といった、いわゆる日本仕様に対応しているところも、Xperia 8から変わっていません。

Xperia 8 Liteの主な仕様。Xperia 8とほぼ共通と考えてよさそうだ

良くも悪くもですが、カメラもXperia 8と同じ。背面には、1200万画素と800万画素のデュアルカメラを搭載。標準と2倍の光学ズーム用カメラという構成で、2つのカメラの焦点距離の違いを生かした背景ボカシにも対応しています。ただし、ミドルレンジゆえに、同年代に登場した「Xperia 1」「Xperia 5」のような画質は期待できません。最近では、ミドルレンジモデルでもより大きなセンサーを搭載し、画質のいい端末が出ているため、あまり期待しすぎない方がいいかもしれません。

デュアルカメラ搭載で、背景ボカシも可能

では、Xperia 8 Liteは一体全体、どこが“Lite”なのでしょうか。ソニーモバイルによると、Xperia 8との差分として、「DSEE HX」に非対応な点が挙げられるといいます。DSEE HXは、圧縮音源で失われた音域を復元し、ハイレゾ相当の音質で再生するための技術。3.5mmのイヤホンジャックは搭載しているものの、音楽再生機能は一部、Xperia 8よりグレードダウンしているというわけです。

3.5mmのイヤホンジャックは搭載するが、DSEE HXには非対応

もう1つの“Lite”な要素は、カラーバリエーションです。Xperia 8には、ブラックやホワイトのほかに、明るくて強めの色味が印象的だったオレンジや、淡い色味で優しい印象を与えるブルーがラインナップされていましたが、Xperia 8 Liteはブラックとホワイトのベーシックな2色展開。遊び心のあるカラーがなくなってしまったのは残念ですが、色数を絞り込むことによって、コストダウンを図ったことがうかがえます。

カラバリはブラックとホワイトの2色のみ

結果として価格も“Lite”になり、冒頭で挙げたように3万円前後と、ミドルレンジモデルのど真ん中を狙える金額になりました。Xperia 8は、発売時にワイモバイルが5万円台後半、UQ mobileが5万円台半ばでしたが、そこから時間も経過しているぶん、最初からお安めの設定になっているようです。MVNOによっては、新規契約と同時に規制の上限ギリギリの割引を設定しているところもあるため、リーズナブルな端末を望んでいるユーザーにはうってつけと言えそうです。

このように一部の差分はあるものの、中身はほぼほぼXperia 8と同じ。Xperia 8をXperia MVNO向けに再登板させた端末がXperia 8 Liteと言えそうです。元々のXperia 8がサブブランド+auと、販路が限定されていたため、MVNOユーザーにとってはうれしい選択肢が増えた格好。大手キャリアでXperiaを使っていたユーザーが、MVNOに移る際に選ばれそうな1台と言えそうです。

ただ、新シリーズになったXperiaは、すでに2年目に突入しており、Xperia 8の実質的な後継機である「Xperia 10 II」も発売済み。大手キャリアやサブブランドが積極的に販売しており、割引込みなら3万円前後で購入できるケースもあります。Xperia 10 IIは機能面、特にカメラが大きく進化していることを踏まえると、こちらをSIMフリー端末としてMVNOにも広く展開してほしかったというのが正直なところです。

実質的なXperia 8の後継機にあたるXperia 10 IIは、ドコモやau、ワイモバイルが取り扱っている

逆に考えると、Xperia 8 Liteは、そういった差分より、とにかく価格優先でXperiaがほしいという人に向けた端末。特に、この価格帯はSIMフリーのボリュームゾーンにも関わらず、米国の制裁が強化されたことによるファーウェイの販路縮小や、ASUSのミドルレンジモデルからの離脱によって、メーカーの顔ぶれが大きく入れ替わろうとしています。OPPOやXiaomi、モトローラなどが力を入れるなか、ソニーモバイルとしてもこの市場に一手を打っておきたかった意図が垣間見えます。

 

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