XPERIA PACKAGE SUSTAINABILITY

1.0型イメージセンサ搭載や、αやRX100シリーズのシューティンググリップが使えるなど、Vloger(ブイロガー)向けなソニーのスマートフォン「Xperia PRO-I」。

実はこれまでのXperiaとはパッケージが異なります。それはずばり『脱プラ』。

ソニーによれば、梱包部品に使われたプラスチック材料の使用率は、2018年製品で全体の約26.9%を占めていましたが、Xperia PRO-I では0%を達成。包装設計エンジニアの西崎智之氏は「長年、プラスチックごみの流出による海洋汚染が、社会的な課題とされてきましたが、ソニーでは以前より『脱プラパッケージ化』を検討してきた」といいます。

XPERIA PACKAGE SUSTAINABILITY
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実際、ソニーが2021年6月に発売した完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」のパーケージには、産地を特定した竹やさとうきび、それに市場で回収したリサイクルペーパーを原料とした、紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を採用しています。

XPERIA PACKAGE SUSTAINABILITY

他社製品では未だに梱包部品にプラスチックが使われているなか、ソニーでは積極的にサスティナブルなパッケージ作りを推進している、と思います。

さて、Xperia PRO-I のパッケージに話を戻しますが、同氏は「画面保護シートをプラスチック→紙へ置き換えたこと」を脱プラパッケージ化の具体的な一例として挙げています。

これまで、スマートフォンの保護する袋と保護シートには、プラスチックが使われていましたが、「ソニーでは、振動や温湿度の変化を与える過酷な梱包テストを行っている。そうした過酷なテストをクリアするため、度重なる改良や検討を重ねた結果、紙素材の画面保護シートでも問題なく製品化できると判断。さらに、スッキリかつシンプルな印象になった」(同氏)といいます。

XPERIA PACKAGE SUSTAINABILITY
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単に紙素材を採用するだけでなく、森林認証紙や再生紙などの使用を優先することで、環境に配慮していることもアピールします。

たとえば「パッケージ内のパルプトレイは、製紙工場で出る製品への使用が不可能な損紙を原料とし、外箱に合わせたものを選ぶことで、漂白や着色をせずにそのまま利用できる」(同氏)といいます。

なお、脱プラパッケージ化は「2050年までに環境負荷ゼロを目指す」というソニーの 環境計画 Road to Zero の一環として、Xperia PRO-I と同じタイミングで発表された Xperia 1 III(XQ-BC42)SIMフリー版でも実現しています。

ソニーは、今後も環境にやさしいパッケージ作りに努め、結果的に持続可能な社会環境へとつなげたい考えを示しています。


Source:Xperia , ソニーの環境計画 Road to Zero(PDF)