ソニー Xperia 5 II実機レビュー ゲーム好きに必要なものが詰まった1台(くんこく)

コンパクトになってもバッテリー容量は「Xperia 1 II」と同じ4000mAh!

くんこく(Kunkoku)
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2020年10月12日, 午後 12:20 in sony
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Xperia 5 II

ソニーの新型スマートフォン「Xperia 5 II」。auやSoftbankから2020年10月17日(土)に発売される事になります。おそらく、NTTドコモからも昨年同様に発表されるのではと思われます。

Xperia 5 II

「Xperia 5 II 」は、昨年モデルから大きく進化した「Xperia 1 II」の最新性能を踏襲しながら、昨年発売された「Xperia5」のコンパクトスタイルを併せ持つスマートフォンです。

アスペクト比21:9の約6.1インチの有機ELディスプレイ(2,520×1,080ピクセル)を搭載し、プロセッサーは、最新のSnapdragon 865、メモリーとストレージは、前モデル 6G/64GBだったものから8GB/128GBへと増量しています。

本体の前面と背面は強化ガラス(Gorilla Glass 6)を採用。サイドのフレームはメタル素材を採用した光沢感のあるボディです。防水(IPX5・IPX8)や防塵(IP6X)、おサイフケータイも当然搭載します。

本体サイズは、158 mm x 68 mm x 8 mm。質量は163g。縦に長いボディが特徴であり、本体の横幅が約68mmに収まってスリムでとても持ちやすいというのが特徴です。

Xperia 5 II

サイズ感は先代の「Xperia 5」 とほぼ変わらず、バッテリーは4000mAhという大容量。先代は3000mAhだったので、なんと1000mAhもアップしています。惜しむらくは、「Xperia 1 II」に備わっていたワイヤレス充電には対応していないところでしょうか。

Xperia 5 II

サイズ以外の「Xperia 5 II 」ならではの特徴は、Xperiaシリーズとして120Hzに対応した点です。後述する「ゲームエンハンサー」では黒画挿入により240Hz相当のリフレッシュレートも実現し、タッチレスポンスも最大35%改善しています。

設定は非常に簡単で、設定画面に新しく加わった「低残像設定」をオンオフすることで、60Hzから120Hzへの切り替えができるようになっています。

普通利用してわかりやすいところとしては、SNSで縦スクロールや、Google Mapsで素早く地図を動かした際などなめらかに追従するため、残像で文字がブレで見づらいことがなくなります。ただし、120Hz設定ではバッテリーの消費が上がるため、よく使うアプリでリフレッシュレートが気にならなければ60Hzのままでスタミナを重視、といった具合に調整できます。

Xperia 5 II

メインとなるカメラについてはトリプルカメラで、「Xperia 1 II」と同じく、それぞれに有効画素数約1200万画素のイメージセンサーを搭載。

・16mm F2.2 1/2.6型 デュアルPD(フォトダイオード)センサー
・70mm F2.4 1/3.4型 PD(フォトダイオード)センサー 光学式手ブレ補正(OIS)搭載
・24mm F1.7 1/1.7型 デュアルPD(フォトダイオード)センサー 光学式手ブレ補正(OIS)搭載

※35mm換算焦点距離

「Xperia 5 」のカメラと比べると、望遠レンズが3倍相当となった使い勝手の良さもありながら、135°のダイナミックな超広角レンズが124°と少し狭くなっています。

しかし、メインとなる広角カメラのセンサーは1/1.7型から1/2.6型へと大型化したこともあり、「Xperia 5」比で約1.5倍の高感度な撮影ができるようになっていたり、AFエリアカバー率も約70%となるなど、カメラ性能は上がっています。

Xperia 5 II

カメラ部分はボディから飛び出しはあるものの、少なめ。ZEISS(ツァイス)レンズを採用し、T*コーティングが施され、不要な反射光を低減し、クリアな描写性能を発揮しています。

スマホにZEISSレンズのクオリティを採用されていることに加えて、ZEISS T*のアイコンがとても目を惹きます。「Xperia 1 II」と異なる部分としては、3D ToFセンサーが省かれています。明るいシーンでの撮影には大きな差はないようですが、暗がりで撮影する場合には3D ToFセンサーのありなしでフォーカス精度に影響がありそうです。

Xperia 5 II

カメラアプリは非常に充実しています。

「Photography Pro」では、本家のデジタル一眼カメラαシリーズのUIを踏襲。「プログラムオート(P)」「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル(M)」「撮影設定呼び出し(MR)」などのモードダイヤルから、好みの設定を楽しめます。

シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどを変更して、自分の意図した表現ができます。しかも、ファイル形式は「RAW」「RAW+JPEG」「JPEG」から選べるなど、スマホにもかかわらずカメラ的要素をふんだんに味わいながら撮影を楽しむことができます。

Xperia 5 II

そしてなんと言っても、「リアルタイム瞳AF」が凄い。

顔を動かしてもひたすら瞳を追従し続け、横をむいて瞳が見えないような場合でもしっかりと顔を認識してくれるおかげで、顔がピンぼけすることなく撮影できます。

人に限らず、ネコやイヌなど動物の瞳も追いかけてくれます。しかも、これもまたデジタル一眼カメラαシリーズの超得意分野である、最大60回/秒のAF(オートフォーカス)とAE(自動露出)の演算処理を行い、AF/AE追随しながら20コマ/秒の高速連写が可能です。

すなわち、動きの読みづらい動きをする子供やペットを撮影したいというシチュエーションがあった場合、被写体に向けてシャッターを押すだけで、瞳を追い続け、明るさも合わせ続けた上で、連写をし続けてくれます。

せっかく撮ったのに一枚もいい写真がなかったというガッカリなんて事も激減。たくさん撮った中からベストな写真を選び出せます。

Xperia 5 II

また、マニアックすぎると定評の「Cinematography Pro」も健在。

今まさにシネマティックな動画ブームの兆しもあり、映画のような質感や色表現でクリエイティブな撮影体験を楽しめるアプリを備えているというのは貴重です。

「Xperia 5 II」には、世界初となる4K HDR 120コマ/秒のスローモーション撮影もできるようになり、水準器やタッチAF、ホワイトバランスのカスタム設定、適正露出を表示して設定できるメータードマニュアルなどの機能も追加されています。

ソニー独自開発の音源分離技術で風の雑音だけを除去する「インテリジェントウィンドフィルター」も備えており、風防のつけられないスマホ撮影でもゴワゴワといった風ノイズを抑えられるなど、極めっぷりが素敵です。

Xperia 5 II

「Xperia 1」から搭載された「ゲームエンハンサー」ですが、改めて使ってみると、ここまでやるのかというこだわりっぷりと進化に驚きます。

スマホのパフォーマンスや省電力を優先できる「ゲームモード」では、バッテリーは消耗するけれど処理性能を全フリする「パフォーマンス」や、電池を極力減らさないようにする「省電力」などが選べます。

ここまではよくある機能ですが、「Xperia 5 II」ならではの追加機能が「カスタム」設定に隠れています。

Xperia 5 II

なんとリフレッシュレートを40Hz/60Hz/120Hz/240Hzまで設定可能。これは、前述の120Hz表示にフレーム毎の黒画面挿入を行うことで実現しており、ゲームによっては240Hzに設定することで劇的に滑らかに見えます。

240Hzのタッチスキャンレートやタッチレスポンスも良くなっていることもあって、例えば音ゲーでシビアなタイミングが要求される場合でも、タッチした指の動きを素早くかつ正確に読み取ってくれます。

もうなんでやねん!とスマホに向かってキレることもなくなりますが、逆に言えばスマホに責任をなすりつけることができなくなりました。

Xperia 5 II

ゲームを自宅でしているときに便利な機能が、「HSパワーコントロール」。「Xperia 5 II」にケーブルを接続しておくと、バッテリーへの充電はせずに、本体に直接給電する機能です。バッテリーは充電されない代わりに、バッテリーは消耗せず、かつ本体が熱くなってしまってゲームが遅くなるなんてこがありません。

長時間プレイしたり、バッテリーの劣化が気になるという人には願ったり叶ったりの機能です。

Xperia 5 II

「フォーカス設定」では、スマホの通知をとめたり、電話着信をとめる、ナビゲーションバーをロック、[明るさの自動調整]やサイドセンス、カメラキーなども無効化できます。

細かい設定が面倒なら、「コンペティションセット」をオンにするだけで一挙にすべてをオフに。ゲームを終わるまで一切の通知をオフにできないという縛り自らに課して、まさにゲームの世界に没頭できます。

Xperia 5 II

他にも、プレイしているゲームの攻略情報をYou Tubeとwebに検索してくれる「サーチ」や、ゲーム中に指がふれやすい部分を無効化して誤動作を防ぐ「タッチエリアの設定」、ゲームを録画しながら、フロントカメラをつかって実況撮影ができる「レコード機能」などもあります。

「Xperia 5 II」は、ゲーマーの欲しいものがつまっているといっても過言ではないでしょう。

Xperia 5 II

新たにハイレゾ相当にアップスケーリング「DSEE Ultimate」も搭載されるなど、オーディオ周りも強化。

「Xperia 5 」では横向きだったスピーカーが、フロント向きになったおかげで音が正面にくるのでゲームしていてもより没入感が味わえるようになりました。

また、「Xperia 5」には備わっていなかった3.5mmイヤホンジャックが復活!有線ならではのら左右の音の混ざりを従来比約10分の1まで低減してくれるうえ、やはりゲームプレイでも遅延に悩まされないというのも魅力です。

Xperia 5 II

さて、非常に気になったのが、カメラシャッターボタンとは別に、サイドに増えた物理ボタンです。

これは何かと思えば、「Googleアシスタントキー」と呼ばれ、長押しするとGoogleアシスタントが立ち上がるというもの。

これって別に物理キーにしなくてもホームボタン長押しで呼び出せるのに必要だったのだろうか?というのが正直な気持ちです。

あえてメリットといえば、OK,Googleと声に出さなくて良いとか、スリープからでもGoogleアシスタントを起動できるとか。せめて、この物理キーに好みのアプリを設定できるというのであれば、使いみちが広がって楽しそうだと思いましたがそれもできず....

何かしらの忖度が働いているのかなと微妙な気持ちになりました。

また、細かなところでは、「Xperia 5」にあった地上デジタルテレビを受信するワンセグやフルセグは対応していません。

Xperia 5 II

「Xperia 5 II」は、前モデルの「Xperia 5」と比べると、プロセッサーやメモリー、ストレージの増量という性能向上から、新たに5Gに対応したことやカメラやオーディオ、ゲームにいたるまでのエンターテイメント機能がより充実。

ワイヤレス充電がなくなったことは痛いところですが、イヤホンジャックの復活やバッテリー容量がたっぷりの4000mAhになるなど、もはやコンパクトボディなのにフラッグシップと言えるモデルになっています。


 

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