YAMAHA
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ヤマハ発動機が、ハイパーEV向けに出力350kW(約476PS)のモーターを開発しました。

1000馬力超えのハイパーカーもいまや何台もありますが、このモーターなら前後に1基ずつ搭載するだけで952PSになり、モーター特有のトルクも相まってかなりの高性能マシンを構築できそう。ヤマハは4基を組み合わせた構成も提示しています。

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ヤマハは2020年よりバイクや乗用車向けに35~200kw(47〜271PS)の範囲でEV用モーターの開発や試作の受諾を行っています。二輪メーカーとして知られるヤマハですが、このような他社へのパワートレイン供給はある意味ヤマハにとっては伝統でもあります。

よく言われるのは、1967年に発売されたトヨタ2000GT用のツインカム直列6気筒エンジンの例が有名。またAE86レビン/トレノ、2代目MR2やセリカ、さらには80スープラやアリストといったトヨタのスポーティモデルにエンジンを供給してきました。最近ではレクサスLFAのV10エンジンもヤマハ製です。

さらにトヨタ以外でも、フォードのトーラスSHO(Super High Output)にV6の24バルブDOHCエンジンを、ボルボS80 やXC90には4.4リッターV8エンジンを供給していました。

モーターはエンジンに比べ基本的に車体への搭載自由度は高いと考えられますが、今回の350kWモーターは、きたる電気自動車の時代を駆けるハイパーEVに向けて開発されており、ユニットにはモーターだけでなくギヤとインバーターも一体化、非常にコンパクトなのが特徴です。また、冷却と出力のカスタマイズは要求仕様に合わせられるとのこと。

ヤマハは今月から試作の依頼を受け付けています。どこかのメーカーが数年後、このモーターを搭載するハイパーカーや高性能スポーツカーを発表するかも知れません。ちなみに、また5月26日~28日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2021横浜」では350kWクラスをはじめ電動モーター試作品のラインナップを展示する予定です。

Source:YAMAHA