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レノボ・ジャパンは14インチ有機ELディスプレイを搭載したクラムシェル型ノートPC「Yoga Slim 760 Carbon」を12月14日に発表、12月17日より販売開始しました。本製品はCPUにRyzenを採用。高解像度2.8K(2880×1800ドット)のタッチ対応有機ELディスプレイを搭載しつつ、筐体にはカーボンファイバー素材を採用。それでいて販売価格19万5470円、eクーポン適用価格14万1632円という高コスパを実現しています。さらにWindows Hello対応の顔認証カメラ(IRカメラ)も内蔵されており、クラムシェル型ノートPCとしてスキのないマシンに仕上げられています。

Yoga Slim 760 Carbon(Lenovo)

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ディスプレイは高解像度2.8K(2880×1800ドット)のタッチ対応有機EL

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10点マルチタッチ操作に対応

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カーボンファイバー素材の筐体は軽量性と堅牢性を両立。MIL-STD-810Hに準拠したテストもクリアしています

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CPUはRyzen 5 5600UまたはRyzen 7 5800U

CPU、メモリー、Officeのあるなしが異なる4モデルを用意

Yoga Slim 760 CarbonはOSに「Windows 11?Home 64」を採用。ハードウェア的には、「Ryzen 5 5600U」(6コア12スレッド、2.3~4.2GHz)/RAM8GB(LPDDR4X-4266)/SSD512GB(PCIe Gen3 x4接続)の下位モデルと、「Ryzen 7 5800U」(8コア16スレッド、1.9~4.4GHz)/RAM16GB/SSD512GBの上位モデルが用意され、さらにそれぞれに「Microsoft Office Home & Business 2021」搭載モデルがラインナップされています。つまり合計で4モデル存在するわけです。

これ以外のスペックはすべて共通。ディスプレイは14インチ2.8K 有機EL(2880×1800ドット、16:10、光沢、輝度400cd/m?、リフレッシュレート90Hz、Dolby Vision対応)を搭載。スピーカーはDolby Atmos対応の4スピーカーシステム(ツイーター×2、ウーファー×2)です。ディスプレイ上部にはHD 720pウェブカメラ(電子式プライバシーシャッター付き)、IRカメラ、デジタルアレイマイクが内蔵されています。

インターフェースはUSB 3.1 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort出力対応)×2、USB 3.0 Type-C×1、3.5mmコンボジャック×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートしています。

本体サイズは313×214.5×14.9mm、重量は約1.1kg。設計容量61Whのリチウムイオンポリマーバッテリーを内蔵しており(Battery reportコマンドで確認)、バッテリー駆動時間はJEITA 2.0基準で約14時間、バッテリー充電時間は約1.8時間と謳われています。

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本体カラーは「クラウドグレー」のみ

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本体底面に冷却口などが開けられていないシンプルなデザインです

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ディスプレイは14インチ2.8K 有機EL(2880×1800ドット、16:10、光沢、輝度400cd/m?、リフレッシュレート90Hz、Dolby Vision対応)

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キーボードは84キーの日本語キーボード。バックライトが内蔵されており、周囲の明るさに応じて光量が自動的に調整されます

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「Fn+Q」でパフォーマンスモード、「Fn+R」でリフレッシュレートを変更でき、右側面の電子式プライバシーシャッタースライドスイッチでカメラをオンオフ可能です

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本体前面(上)と本体背面(下)

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本体右側面(上)と本体左側面(下)。右側面にはUSB 3.0 Type-C×1、電子式プライバシーシャッタースイッチ、電源ボタン、左側面にはUSB 3.1 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort出力対応)×2、3.5mmコンボジャック×1を用意。右側面のUSB 3.0 Type-CもUSB Power Deliveryに対応してほしかったところです

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ディスプレイの最大展開角度は180度

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パッケージには本体以外に、ACアダプター、Lenovo USB-C 3-in-1ハブ(USB-C to VGA/HDMI/USB-A)、説明書類が同梱

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ACアダプターのコード長は実測178cm

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ACアダプターの型番は「ADLX65UCGU2A」。仕様は入力100-240V~1.8A、出力5V 3A、9V 3A、15V 3A、20V 3.25A、容量65W

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Lenovo USB-C 3-in-1ハブは、USB Type-A、HDMI、VGA端子を増設可能です

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本体の実測重量は1083.5g

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ACアダプターの実測重量は175.8g

8コア16スレッドのRyzen 7 5800Uは高いCPU性能を発揮

今回は「Ryzen 7 5800U」(8コア16スレッド、1.9~4.4GHz)を搭載する上位モデルを借用しました。ベンチマークを実行したところ、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9280pts、CPU(Single Core)は1423pts、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5795(普通)、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3435.76MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2713.98MB/sというスコアを記録しました。

「Core i7-1185G7」(4コア8スレッド、3.0~4.8GHz)搭載機などと比較すると、8コア16スレッドのRyzen 7 5800Uを搭載しているだけにCPU性能は圧倒していますが、3Dグラフィックス性能は逆に差をつけられています。それでもファイナルファンタジーXIVなどをストレスなくプレイできるパフォーマンスを備えていますが、どちらかというとCPU性能が威力を発揮するアプリケーション向けのマシンと言えるでしょう。

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「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9280pts、CPU(Single Core)は1423pts

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「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5795(普通)

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「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3435.76MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2713.98MB/s

ディスプレイは有機ELだけに、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、DCI-P3カバー率は100.0%、DCI-P3比は113.9%という値を記録しました。Dolby Vision、Dolby Atmosに対応しているので、映画やミュージックビデオなどの対応コンテンツを臨場感たっぷりに楽しめるはずです。

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カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したDCI-P3カバー率は100.0%、DCI-P3比は113.9%

軽さを重視して有機EL搭載ノートPCを選ぶなら最初に検討すべき1台

Yoga Slim 760 Carbonは高いCPU性能とタッチ対応14型2.8K有機ELディスプレイが売りですが、カーボンファイバー製の筐体を採用することで、約1.1kgの軽量性と、MIL-STD-810Hに準拠した堅牢性を両立している点が大きなアドバンテージです。特に軽さを重視して有機EL搭載ノートPCを選ぶなら、Yoga Slim 760 Carbonは最初に検討すべき1台と言えます。

Yoga Slim 760 Carbon(Lenovo)