zelda

2010年代半ばに『ゼルダの伝説』の実写ドラマが制作されていたものの、関係者がリークしたことで任天堂が白紙撤回したとの証言が伝えられています。

元々のゼルダ実写化のうわさは、2015年にThe Wall Street Journalが報じていたもの。当時はまだ脚本家を選定するなど制作準備中にあり、家族向けの「ゲーム・オブ・スローンズ」を目指しているとのNetflix関係者の話が伝えられていました。

が、米国のコメディアンであるアダム・コンバー氏は、カレッジ・ユーモア(ネットコメディ番組制作会社)に属していた当時の回想をYouTubeチャンネルThe Serf Timesにて告白。実際に『スターフォックス』のクレイアニメ(『ファンタスティック Mr.FOX』にインスパイヤされたとのこと)とともにゼルダ実写ドラマ化も進行していたと語っています。

実際に宮本茂氏がユーモア社のオフィスに訪問したこともあったそうです。そこで宮本氏を見たかったコンバー氏は上司にその日オフィスにいてもいいかと尋ねたものの、ノーといわれたことにいまだに腹を立てています。

事件が起こったのは、その1ヶ月後のこと。突然コンバー氏は上司から「スターフォックス」企画は取りやめになったと聞き、上司に理由を聞くと「ああ、Netflixの誰かがゼルダの伝説のことをリークしたんだ」と言われたとのこと。「彼らは話すべきではなかった。任天堂はビクついて......全ての番組を中止にしたんだ」と振り返られています。

それがちょうど、WSJが噂を報道したタイミングだった模様です。つまりNetflixの関係者や、WSJがゼルダ実写化の芽を摘み取ってしまった可能性が高いと思われます。

ほぼ同じ時期、任天堂の岩田聡社長(当時)はWSJ記事について問われて「正確な情報に基づいたものでないとハッキリと言える」と回答していました。深読みすれば、WSJ報道当時は正しかったものの、リークを問題視した任天堂が契約をキャンセルしたことで「正確な情報」に基づかなくなった……とも解釈できそうです。

しかし現状のままでは、1989年に北米等で放送されたテレビアニメ『The Legend of Zelda』(おちゃらけたリンクが事あるごとにゼルダ姫に言い寄ってはフラれる)が唯一の映像化にもなりかねません。水面下では『スーパーマリオブラザーズ』アニメ映画のように再起動した企画が順調に進行しており、ただ関係者全員の口が固くてリークされないだけだと祈りたいところです。

Source:The Serf Times(YouTube)

via:Eurogamer